さちこの部屋(184)

「Streeeeetch !!」〜その5〜


 たまーに、こんな質問を受けることがある。

 「ストレッチをやったら痩せますか?」

 この質問に対する答えはNOでもあるが場合によってはYESとも言える。

 まず、NOの理由。

 ストレッチはカロリー消費量がとても少ない。

 30分みっちりストレッチを行っても、そのカロリー消費量はおよそ40〜50kcal。

 私が最近ハマって飲んでいるBlendy stickのエスプレッソ・オレ微糖、これが1杯あたり31kcal。

 朝昼と食後に1杯ずつ飲んだら、もうストレッチを行った分のカロリー消費量を上回ってしまう。

 カロリー消費量だけに着目すると、ストレッチを行うことはダイエット目的の方には無意味に感じるかもしれない。

 だが、ディープ・ストレッチ・リラクゼーション(DSR)のレッスンに参加された方の感想をお聞きすると、「DSRレッスン後にふわ~っと体が軽くなった感じがした」、もしくは「血行が良くなって体がぽっぽと温かく感じた」、他にも「翌朝、目覚めたらいつもより体が動かしやすかった」という方も。

 ストレッチを行ったことで、ガチガチに固まった筋肉がほぐれ、圧迫されていた神経が解放され、血流が促進し、こりや痛みが軽減したり、疲労感が改善したり、「何か動きやすい!」となったわけだ。

 するとどうなるか。

 普段は太腿がパンパンに張っていてしんどいから、ついついエスカレーターやエレベーターを使ってしまっていたけど、今日は階段を使ってみよう!とか、たまには車じゃなくて、自転車や徒歩で買い物に行ってみようかな…とか、楽に体を動かせるようになると、毎日の生活をよりアクティブに過ごせるようになる。

 すると、自然と日々の活動量が増えるので太りにくくなったり、さらに運動量を増やす余裕ができればダイエットにつながることも。

 これがYESの理由だ。

 どんなに良い姿勢でいたとしても、体は同じ姿勢を続けていると体が固まって疲労してしまう。

 なのでもしデスクワークをしていたら、30分ごとにお茶を入れに立ったり、トイレに行ったり何かしら姿勢を変えることが望ましいのだが、職場環境によっては難しいこともあるだろうし、ちょっとスマホで調べ物をしていたらあっという間に小一時間経っていた…なんてよくある話し。

 こういった日常の何気ない事の積み重ねで体は日々歪み、筋膜はよれ、痛みを発するトリガーポイントが出来続けている。

 どこか痛くなって、しばらくレッスンお休みしなきゃ…となる前に是非ストレッチを。

 特にダイエットをしなくても、動きやすい体を維持して趣味のダンスを楽しんでいるうちに何か痩せたかも!っていうのが理想的。

 体を動かしやすいと、ダンスもより楽しいかと♪

 今回の添付イラストについて。

 2/3(月)に行ったディープ・ストレッチ・リラクゼーションのレッスンで、チューブやタオルを補助として使うと、体が硬い方も正しいフォームを取りやすくなるとお伝えした。

 それを思い出していただくためにこのイラストをチョイスした。

 チューブ以外にも、例えば足首の硬い方はカベやイスにつかまって安定させる、またはクッションをお尻の下に置くなど、いろいろとお伝えしたのだが、一度行っただけだと忘れてしまうかもしれないなーとこの場でもう一度お伝えした次第。

 具体的に思い出せない…という方、Moovaの休憩時間にお声がけください。

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