BTS(185)

フレア:ミームって何?

カブレ:SNSで流行ってるやつだな。

テブレ:あー、ネットで拡散するやつな。

チフレ:その言葉って造語でしょ。確か英語では「meme」と書いて「ミーム」って発音するんだよね。

フレア:だから、そのミームが何なのか教えてよ。

セフレ:何から知りたいの?

フレア:ミームの意味は?

セフレ:簡単に言うと、バズってるとか、炎上してるだよ。

フレア:何か違う気がする。子供達はそんな感じで使ってなかったよ。

チフレ:ネット上に掲載された動画や写真が、誰かの目に留まり、話題になって真似されて拡散していくような状態をミームって言ってるよね。

カブレ:そうなる現象をミーム化って言うよな。

サブレ:じゃ、ピコ太郎のPPAPもミームなの?

セフレ:そうだよ。ちょっと古いけど。

フレア:それ聞いたことある。何なに?

セフレ:お笑い芸人の小坂大魔王が2016年に歌手「ピコ太郎」として「PPAP(ペン・パイナッポー・アッポー・ペン)」を歌う動画をYouTubeにアップして話題になったものだよ。

カブレ:あー、あれな。ジャスティン・ビーバーが火付け役だったな。

サブレ:当時、何となく耳に残っていて、知らずに口ずさんでいたりしたよね。

チフレ:それ、音楽が頭にこびりついて離れない、イヤーワームだよね。

テブレ:そうそう、頭の中でのヘビーローテーション現象だな。

カブレ:最近の歌だと、「APT.(アパトゥ)」、「はいよろこんで」、「bling-bang-bang-bom」なんかもそうだよな。

サブレ:「APT.」いいよね。ズンバでも踊ったよ。ところで、「APT.(アパトゥ)」ってどういう意味?

チフレ:「APT.」は、BLACKPINKのロゼとブルーノ・マーズのコラボ曲だよね。

セフレ:歌詞の中で、APT(アパトゥ)の部分は、実は韓国語で建物のアパートを指しているんだよ。

サブレ:えっ。じゃ「APT.」はアパートの歌なの?歌詞は英語だから意味は知らんけど。

セフレ:イヤ。アパートの歌じゃないよ。歌詞のAPT(アパトゥ)は音感と語呂が良いから採用されているみたいだよ。曲名も。

テブレ:じゃ、「APT.」の歌詞はどういう意味なんだ?

セフレ:ざっくり言うと、女子が男子に好き・会いたいって言ってるような歌だよ。あ、でも歌詞の中で「アパートでパーティしよう(意訳)」があるので、関係あるかも。

チフレ:歌詞の中にもう1つ韓国語がでてくるでしょ。

セフレ:それ「コンベ」ね。

サブレ:その意味は?

セフレ:乾杯だよ。

フレア:あのぉ、そろそろミームに戻っていいかな。

チフレ:どうぞ。

フレア:そもそものミームの意味は何なの?

セフレ:さっきチフレが言ってたけど、1970年代にイギリスのリチャード博士が使いだした言葉で、ちょっと難しいけど「遺伝的な影響を受けずに、文化の中で行動やアイデアが人から人へ、ある世代から別の世代へと広く伝わる行動やアイデアのこと」を意味するものだよ。

フレア:もう少し簡単に。

セフレ:例えば日本人としての習慣や、伝統的な芸能や工芸、一子相伝の技術、昔からの言い伝えや物語などが、ある人からある人に伝わっていく際の社会的・文化的情報のことをミームと言うよ。

フレア:分かった。もともとの意味は、ある事が人から人へと伝わる際の情報のことをミームと言うんだね。

セフレ:もともとの意味はそんな感じだよ。

チフレ:最近のネット上で使われているのは、人から人へと伝わる際にバズったり・炎上したりした動画や写真などのコンテンツ自体をミームと呼んでるよね。

カブレ:関連した用語として、ミーム化の他にも、ミーム汚染、海外ミーム、ミーム学なんかがあるよな。

サブレ:柴犬のかぼすちゃんもSNSで流行ってたけど、あれもミームなの?

セフレ:そうだね。ミーム化現象の一つだよね。

フレア:かぼすちゃんって何?

セフレ:それは次回に説明するよ。


(BTS186につづく)

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