さちこの部屋(165)
chit chat(55)大好きな場所 〜その2〜
8月いっぱいで閉店が決まった旭鮨。
おつまみ担当のCちゃんは数年前から会社勤めのため月に1〜2回しかお店に出なくなっていたが、8月は6回お店に出ると聞き、「よっしゃ!行ける日は全部行ったる!!」と心に決めた私。
最近までお店に顔を出されていた知人達に声をかけ、皆さんの希望日を聞き取り、日程を調整した。
で、結局6回中5回は友人達や子ども達とお店に行くことができた。
顔見知りの常連さん達にもお会いできて楽しかったのだが、1人、強烈なキャラの常連さんとお会いできなかったのが残念だ。
閉店が決まる少し前から顔を見せなくなってしまっていたらしいが、棋士の「ひふみん」に顔も声も舌っ足らずの話し方もそっくりな常連のおじいちゃん。
あまりにもそっくりなので、うちの会員Sちゃんが名付けたのだ笑
そっくりな上に性格がぶっ飛んでて、一人でお店に行ってもひふみんを観察してるだけで退屈することなく呑めたなー。
彼は酒癖が悪いというほどでもないのだが、なんかもうとにかく話す内容がうだうだグダグダ面倒くさい人だった。
その性格ゆえに毎回女将さんにぶちギレられて怒られてたなー笑笑
でももう、ひふみんと遭遇することも二度とないのね🥲
大将も女将さんも私の両親と同い年。
80を過ぎて相当お身体がしんどいらしい。
女将さんはまだまだシャキシャキされているが、大将はだいぶお耳も遠くなられたし(聞こえていないので会話が成立しないのだが、それもまた楽しい笑)、手が利かなくなってきてお鮨を握るのも一苦労だそうだ(サービス精神からの具だくさんということもあるが、手が利かないので巻きものがきっちり巻けないのだ)。
10代の頃から鮨職人一筋。
その間、一度もお正月に休んだことがないという。
閉店することを聞いた際、「来年のお正月は一緒にゆっくりできるわよ!」と女将さんが大将に言っているのを聞き、何十年も二人三脚で頑張ってこられたからこその重みがあるなーときゅんとした。
人との出会いと同様、あんなに愛して止まないお店との出会いもそうそうないだろう。
たまたま会員Cちゃんが私のレッスンに来てくれるようになったから、そして彼女が旭鮨の娘さんだったからこそのご縁。
大将、女将さん、Cちゃん、長いこと本当にお疲れ様でした。
私の子ども達のことも可愛がってくださり、そして最高のひと時を与えてくださり、心より感謝しております。
引退後もどうかお身体ご自愛ください。
本当に本当に有難うございました!!
Moovaも皆さんにとって、来るといつも元気になれる場所、心からの笑顔になれる「大好きな場所」となるよう、人生の大先輩、大将と女将さんを見習って、これからも精進するぞ!!
旭鮨さんに心からの愛を込めて。
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