さちこの部屋（０９１）

「手前味噌ですが」② 〜その１〜

　またまた姉の話し。

　「また身内の話しだとさー、身内びいきみたいでみんなひかない？💦」と姉は嫌がっていたが、今回書きたかった内容にヒットしていたのがたまたま身内だったというだけのことだからと説得した。

　姉がMoovaに入会した頃から知っている方はお気づきかもしれないが、姉はここ数年でめちゃめちゃ痩せた。

　食事制限は一切せず、運動を習慣化したことだけで。

　姉は若い頃からほっそりしていて、何なら２０代の頃は私よりもスカートのウエストのサイズが細かった時期もあった。

　それが、いわゆる更年期太りで５０歳頃にはお腹タプン、二の腕は振り袖、太ももブルンブルン、背中もムッチリ。

　有酸素運動やったら？と何度か声はかけてみたものの、姉は「ダンスは絶対にできない！無理！！」と頑なに拒否。

　ヨガとウォーキングは何年も継続していたものの、どちらも良い運動ではあるが、ヨガは有酸素運動ではないし、ウォーキングも脂肪燃焼効果を得るほどの強度設定になっていなかったのであろう。

　それがある時、Moova会員でもあり、姉のママ友でもあるKちゃんに誘われ、「ZUMBAは恥ずかしくて無理だけど、筋トレのToningなら…」とMoovaに入会することに。（私がいくら誘っても始めなかったくせに〜😑）

　最初の２ヶ月はToningのみ参加。

　だが真面目な姉は、やはりどうせやるならより効果が得られるよう、ZUMBAと２本セットで参加しようと一念発起。

　３ヶ月目からは朝Moovaで２本セットで参加、体育館の火曜朝のZUMBAにも（一時期は土曜日のレッスンにも）参加するようになった。

　するとマイナス５００g、さらにマイナス１kg…とリバウンドしにくい、いい感じのペースで徐々に体重が落ちていった。

　さらに昨年、試験勉強のために一時期お酒を断っていたのが功を奏したのか、ますます痩せた姉。

　「もしかして癌…？」と本気で心配していたようだが、いやいや、めっちゃ元気やん。

　お酒は一時期断っていたが、無事に試験に合格後はお酒を解禁。

　でも、元通りお酒を飲み出しても全く太らないそうだから、お酒は関係なかったのかもしれないが。

　もしくは、お酒は解禁したが、昼活が始まっていたので、昼活のレッスン、そして自宅でも一生懸命昼活のおさらいをしていたそうなので、お酒のカロリーよりも消費カロリーが上回ったのかも。

　そして、食事に関してはなーんも意識してないそう。

　暴飲暴食はしないだろうが、いわゆる世のお母さん方が作るようなバランスのとれた普通の食事。

　サプリやプロテイン等の摂取は無し。

　おやつも食べる。

　何なら、「甘いものとしょっぱい系のおやつは交互に食べると止まらないよねー」というコメントも聞いたことあり。（それはほんとはダメだぞー）

　しかも、ただただ痩せただけではなく、ちゃんと筋トレの効果が出ているのであろう。

　先日こんなことがあった。

　朝Moovaに行く際に、うちの実家のすぐそばを通るのだが、実家から自転車で体育館へ向かう姉とＴ字路でばったり遭遇した。

　私は車だったのだが、少し渋滞していたので、後から姉が追いついてきて、さらに私の車を抜かしていった。

　その時の姉の自転車のスピードの速いこと！

　走り去っていく姉の後ろ姿を見ながら、数年前のことを思い出した。

　数年前のある日、２人で外出する際に時間がギリギリになってしまったので、「○分発の電車に乗るから、速攻で行くよ！」と２人で姉の家から鶴瀬駅に向かって自転車で一緒に走り出したのだが、遅い！姉の自転車をこぐスピードが。

　そのため、交差点に着く度に止まって姉を待ち、また一緒に走り出すのだが姉がついてこられず交差点で姉を待ち…の繰り返し。

　「もー、急ぐよって言ったじゃん！」と言う私に、「あんたのこぐスピードが普通じゃないんだって💦」と返答した姉。

　そんな姉が、今やあの疾走感。

　今の姉なら、私の自転車のスピードにも十分ついてこられるだろう。

　背すじをピっと伸ばし（うんうん、背筋鍛えてるから綺麗な姿勢！）、あのスピードでも安定感のある走り（うんうん、大腿四頭筋も鍛えてるもんね）、そして体育館の駐車場で「おはよう！」と顔を合わせ会話しても、ゼイゼイハァハァと息が上がることなく普通に会話できている（うんうん、有酸素運動効果で心肺機能向上したのね、素晴らしい✨）。

　その時の姉のコメントが、「電動自転車なのにタラタラ走ってる男の人が前にいたからさ、邪魔だなーと思って抜いてやった。」とのこと笑

　もちろん普段はもっと普通の速度でこいでいるようだが、姉はレッスンに向かう前にいつも実家に顔を出して母に支度をさせ、デイサービスのバスに乗せるというお役目を担当してくれている。

　その日の朝もいつもながら母の支度でてんやわんや、そして朝活に参加するために通常より早く体育館に向かわなければならないので、相当焦っていたのだろう。

　いざという時、それだけの身体活動ができるのは、心肺機能も筋力も向上したから。

　まさに「フィットネス」の定義を体現している。

　お、また長くなってきたぞー。

　会員Ｙちゃんが、「長くて読むのが大変💦」と言っていたので、ここらでいったん区切ろう。

〜その２〜に続く。