さちこの部屋(115)

chit chat(30)〜アレのその後〜その5〜


 皆さんは覚えているだろうか。

 昨年末にアップした「さちこの部屋」(072)(073)の「今年一番怖かった事」の記事を。

 ある日、私の元の家 (現在は離婚した元夫と子供たちが住んでいる。)に私宛ての封書が届き、「とにかくもう一度連絡をして欲しい。」と書いてあったが差出人の男性の名前に全く心当たりがない。

 しばらく様子をみていたが、2通目が届いたので警察に相談して調べてもらったところ、単なる人違いだったことが判明したというあの一件だ。(詳しくは「さちこの部屋」(072)(073)を参照。)

 実はアレには続きがある。

 警察の方からは、すぐ近所に同姓同名(下の名前は漢字が1字違うが。)の同世代の女性がいらして、その方のご自宅と私の元の家を間違えたと説明を受けていたが、その男性が適当なことを言っただけかもしれないし、よくある名前だから本当に人違いかもしれないし…と何となくスッキリしない感じで終わっていた。

 ところが、ひょんなことから本当にご近所に私と同姓同名の女性が実在することがわかったのだ。

 ある日、姉に用があり電話をすると、姉の携帯に知らない女性が出た。運転中の姉の代わりに、同乗していた姉の友人が電話に出てくれたのだった。

 その時に携帯に表示された私の名前を見た姉の友人は、自分の知り合いの女性(なんと同姓同名)だと勘違いしたらしく、姉と姉の友人はその同姓同名の女性の話しになったそうだ。

 その同姓同名の女性は、警察の説明通り私の元の家の近所に在住、しかも同世代。

 プライバシーに関わることなのでその他の情報は割愛するが、それらの情報からすると「うんうん、おそらくその方宛てのお手紙だったんだろうねー。」という感じ。

 となると、私とその女性とを間違えて送ってきた手紙の内容はイタズラではなく、本気で復縁をしたい若しくはきちんと別れ話をしてケジメをつけたいという、切実な手紙だったのかもしれない。

 しかし、そんなに彼女のことを想っていたのに家を間違えるとは💧

 男性の言い分によると、彼女とお付き合いをしていたが連絡が一切とれなくなったので、この近辺を車で回りながらずっと彼女の自宅を探していたとのこと。

 そして、私と離婚した後に元夫が購入した車が偶然彼女の車と同じ車種、同じ色、その車を通りすがりに発見した男性は表札を見て彼女と同じ名字だったため、「ここが彼女の自宅だ!」と思い込んでしまったのか。

 いやいやいや、それだけで?!

 そこまでしてたんなら、彼女が家に出入りするのを確認してから手紙を出せばいいのに。

 だって、日本に数台しかないめっちゃ珍しい車というわけでもなく、よくある車種、よくある車体の色。

 そして、名字も日本でベストテンに入るんじゃないかくらいのよくある名字。

 ちゃんと確認してから手紙出そうよ…。

 私、全然関係ないのにめちゃめちゃ怖い思いしたじゃん。

 そんな大事な確認をうっかり忘れてしまうくらい「恋は盲目」ということか。

 そんなに恋焦がれられるなんて、ある意味その彼女が羨ましい。

 「さちこの部屋」(073)の結びに、「来年こそ、こんな時にすぐに駆けつけてくれる彼氏を作るぞー。」とか宣言しているが、今年も残り2ヶ月半だというのに毎日仕事三昧で彼氏ができる気配が全くない。

 顔を合わせる方もほぼ決まっているので新しい出会いもなく。

 仕事はとっても楽しいし、今のストレスフリーな暮らしには満足してるからいいんだけれど。(負け惜しみじゃないもーん。)

 出会いの場に自ら行かなきゃダメかー。

 でも、めんどくさいなー。

 そんな時間あったら、新曲の練習したり自主トレしたり、美味しいおつまみ作って晩酌してる方がいいなー。

 …これじゃあ、来年もおひとり様続行決定だわ。

 兎にも角にも、この件は私と同姓同名の方が実在していたことで本当に単なる人違いだったと証明でき、一件落着となったのであった。

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