さちこの部屋(123)
chit chat(32)〜父親って切ない…💧〜
先月、うちの娘が成人式の記念写真の前撮り撮影をした。
最初は一人で行くから付き添わなくていいと言っていたのに、急に当日になってやはり付き添ってほしいと連絡してきた。
よくよく聞いてみると、父親が会社を早退して駆けつけると言い出したそうで、要は父親と二人きりになるのが嫌だったらしい。
もー。
費用を出すのは元夫。
大金を出してもらうんだから、そこはお父さんを立ててお父さんに付き添ってもらえばいいのに。
よく聞く話しだが、娘が父親にすり寄っていくのはお金を出して欲しい時と車を出して欲しい時だけ、というのは本当のことのようだ。
同じ親なのに、男親とは切ないものよ。
私の両親の世代では、家事育児は女の役割、外でお金を稼ぐのが男の役割、と役割分担が明確に分かれていた夫婦が圧倒的に多かった。
だが、私と同世代の夫婦は共働き家庭が半数を超えているだろうし、父親が育児を手伝うのも当然、という世代。
ただ、この育児を「手伝う」という感覚が男親と女親の格差を産んでしまうのかもしれない。
あくまでも「お手伝い」。主体性を持って同等の立場で育児に携わってくれはしない方が多い気がする。
おそらく、その育児に対する意識の違いが、後に子ども達は母親にベッタリ…の構図に繋がっている気がする。
もちろん、そうではない意識の高い男性もいらっしゃるだろうが、あまりそんな素晴らしいダンナ様の話しは聞いたことがない。
元夫はとても子煩悩で、子ども達を叱ったことは数えるほどしかない。
子ども達を叱り飛ばすのはもっぱら私の役割だった。
私の父と違って、ほんとに優しくてよく遊んでくれた良い父親なのに、娘からATM兼運転手扱いを受けていて気の毒で仕方がない。
では、何故そんな良い父親がこんな事態に陥っているのか。
娘がそういうお年頃ということもあるが、おそらく元夫は女性の考え方や気持ちがわからないのだ。(というより、相手の心情を慮れないと言った方が正しいか。)
だから私と離婚になったわけだし。(もちろん他にも複雑な離婚事由はあるけれど。)
その証拠に同性である息子達とはそれなりにうまくやれている。
まあとにかく、娘の希望で私が撮影に同行したわけだが、結局元夫が到着したのは撮影が終わり、たくさんの写真の中からどの写真をチョイスするか、そしていくらのアルバムを選ぶのかの最終段階になってから。
いやー、世の中どんどん値上がりしているとはいえ、写真撮影費用というより、アルバム代のお値段高騰にびっくり(@_@;)
「こちら、表紙の一部にお嬢様のお召しになったお着物の柄を印刷いたします。」とか(別にそんなんいらん😑)、「こちらのタイプですと、大きいアルバムの方はご自宅用、ポケットサイズのアルバムの方は持ち歩き用に。」とか(成人式直後に親戚訪問する時以外に持ち歩くやつおるんか?🤨)、とにかくあの手この手でどんどんお値段が吊り上がり、店員さんの一推しはアルバム代だけでお値段20万円也。
うーん。
子ども達が七五三の写真撮影をしてから十数年経っているとはいえ、時代は変わったなー…。
しかも、七五三の時も思ったが、あれ何でしょうね?
撮影後のすごく疲れている時に「今すぐ決めてください!!」みたいな畳みかける感じ。
疲労困憊している時って判断力鈍りますよね?
それに乗じて高額の契約を結ばせようとする商人魂の圧が凄い。
お着物レンタル代やら撮影代の他に20万…。
「今すぐ決めないといけないんですか?」と訊くと「そうです。」とキッパリ答える店員のお姉さん。
まあ、私が支払うわけじゃないけど、元夫の経済力を熟知している私としては、今日即決するのはなーと「父親が支払いますが、仕事で今日中に来られるかどうか…。」とお茶を濁して後日の相談に持ち込もうと思ったが、間が悪いことにちょうどそこに元夫が到着した。
到着するなりアルバムの高額な料金表を突きつけられて、当然ギョッとする元夫。
もう夫婦ではないので私は一切口出しせず、元夫と娘とで相談し、データのみ購入ということに。
それでもお値段9万円也。
離婚したとはいえ、こんな大金支払うのに煙たがられている元夫がやはり気の毒😢
でも元夫は良い人ではあるので、いつか娘がもっと精神的に成長したら、きっともっと良い距離感で娘と付き合えるはず。
頑張れ、元夫。
元妻はずっと応援してるよー。
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