さちこの部屋(135)
「珍しく出張へ」〜その2〜
先週の続き。
当日、到着予定時刻よりだいぶ余裕をもって、早めに出発。
上野に向かいながらも、乗り換え案内をチェックしながら移動。
すると「あれ?この感じで行くと、特急に乗らずに在来線を乗り継いでも余裕で間に合うんじゃね?」と分かり、トータルの時間は30〜40分長くなるけれど日暮里からはずっと座れたし、のんびりと本を読んだり、セミナーの予習をしながら無事に大甕駅に到着。
途中、久しぶりに山手線に乗ったら、外国人旅行者の多いこと。
お国柄なのか、コロナ禍が明けて久しぶりの海外旅行でハジけちゃっているのか、たまたま私が見かけた人が元々そういう人なのかはわからないが、マナーが悪い旅行者二組に遭遇した。
先に乗車していた欧米系のファミリー。
恐らく小学校高学年くらいのお子さんがつり革を2つ両手で掴んでぶら下がり、ダイナミックに脚をバタつかせて懸垂をしながらキャッキャ騒いでいた。
そして目の前にいるお母さんらしき人はそれを注意して止めさせるでもなく、「Well, how cute my boy…✨(まあ、なんて可愛い私の坊や✨)」ってな感じで、目を細めて愛おしそうに微笑んでいる。
いやいや、明らかに顰蹙(ひんしゅく)買ってますよー。
そこはちゃんとお子さんに「No!」って言いましょうよー。
まあ、日本人でも電車内でのお子さんの躾についてはいろんな考え方の方がいるとは思うが。
私は子ども達が小さい時、特に長男が落ち着きがなく、しかもよくギャン泣きする子だったので、周囲からの「うるせーなぁ。ちゃんと大人しくさせとけよ。」っていう白い目に耐えかねて(もちろん、温かい目で見てくださる方々もいらしたけれど。)、どうしても!という時以外は、ほとんど電車を利用せず車移動にしていた。
他にも、後から乗り込んできた韓国人か中国人らしき20代前半くらいのカップル。
電車の左右の扉の間のスペースのど真ん中あたりで、大きなスーツケースに彼女が馬乗りにまたがって座り、そして彼の方はつり革に掴まらず、彼女の正面にピタッとくっついて立った。
キャスターが付いているので、電車が揺れる度にスーツケースが前後に若干移動する。
その度に彼女は「キャ〜❤」と身体をくねらせて、目の前に立つ彼にしがみつく。
彼の方は、これまた嬉しそうに彼女をガシッと支える。
その度にうっとりと見つめ合う彼らの周りに、❤が大量に舞い飛ぶのが目に見えるようだ笑
いやー、凄い混雑していたわけではなかったけれど、それなりに立って乗車されている方々もいらしたから、とてつもなく迷惑だろう。
イチャイチャするのはいいんですよ。
若いんだし、恋愛の醍醐味でもあるわけだし。
ただ、もし何かで電車が大きく揺れたり急ブレーキをかける事態になったら彼女が転倒する可能性があるし、その拍子にスーツケースが他の乗客にぶつかって怪我をさせてしまうかもしれない。
他の乗客への迷惑もそうだし、大事な彼女が怪我をしないよう、彼女の安全面にも配慮してビシッと彼女に注意できる男性の方がいいよーと、老婆心ながらお母さんの気持ちになってしまう。
まあ、彼が屈強な体幹力と腕力の持ち主で、片手はつり革に掴まり、万が一の時にはもう片方の手で彼女も彼女のスーツケースもガシッと止めてみせるぜ!!ということならお母さん(笑)は何も言わないけど。
でも、筋トレは絶対にやってなさそうな超華奢で細っこい体格の彼だったし、片手でつり革どころか両手を彼女の腰に回してたから無理だろうなー。
おそらく、私以外にも他の日本人の乗客の皆さんも「頭ん中お花畑かよ!!」と、心の中でツッコんでいたのではないかと思われる。
その証拠に、そのカップルの周りだけやたらとスペースが空いていたし。
まあ、たまたま私が見かけた方がマナー違反だっただけで、ほとんどの外国人旅行者の方々はきちんとマナーを守って行動されていると思うが。
日本人でも、旅行中じゃなくてもマナーが守れない方はいますしね。
久しぶりに都内の電車に乗ったら、コロナ禍中とはうってかわった状況になっていて、おのぼりさんの気分だった。
マンウォッチングできて楽しかったし、ブログのネタになったからいいけど。
来週に続く。
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