BTS(136)

(BTS135からの続き)


フレア:言葉の解説からなのだけど、どんな言葉だったか覚えてる?

セフレ:財産の処分、相続人の身分、遺言執行者でしょ。

サブレ:そうだったね。最初の財産の処分って何? 財産を捨てることができるの?

セフレ:ここで言う財産の処分とは、民法の規定によらない遺産相続の方法で、誰にどれだけ渡すかを決めることができたり、遺贈と言って自分の財産を無償で他人に与えることもできるし、寄付することもできるよ。

テブレ:そうなんだ。寄付もできるんだな。人生の最後に人助けして、格好良く潔ぎよく〆るのもいいな。

フレア:次は、相続人の身分って何?

セフレ:民法で決められた相続できる人の範囲と順位に拘らず相続する人を決めたり、相続する人がまだ未成年で親権者である両親が亡くなっている場合に、未成年後見人を指定できたりすることだよ。

チフレ:例えば、愛人の子供の認知による相続なんかも関係するの?

セフレ:そう言うことだよ。血縁や親族関係に無い、民法ではカバーされていない人に相続させる場合に有効だよ。

フレア:未成年後見人って何なの? 何故、必要なの?

セフレ:さっきも言ったけど、両親などの親権者が死亡していて未成年者に対し親権を持つ人がいない場合に、未成年者の代理人となる人のことを言うんだよ。

フレア:その未成年後見人は、どんな役割をするの?

セフレ:未成年後見人になると、基本的にその人の両親(親権者)と同じ権利や義務が発生するんだよ。そして、未成年者の身上監護(子どものしつけ、教育など)や財産管理(子どもの財産管理や契約など)をすることになるよ。

サブレ:両親の代わりか。結構大変そうだよね。

チフレ:簡単に言うと、もう一人子供が増えると言うことでしょ。

フレア:その役目はいつまで続くの?

セフレ:成人するまで。又は、保護の必要がなくなるまで。

フレア:そうなんだね。未成年が騙されたりして不利になることがないように、しっかりした大人が面倒見てくれるんだね。

サブレ:未成年だけじゃなく、大人だって騙されるけどね。

フレア:例えば何?

サブレ:オレオレ詐欺とか、振込詐欺とか。

チフレ:大人だから大丈夫でしょ。

サブレ:でも、高齢者とかが被害に遭ってるし。

テブレ:それじゃ、高齢者にも後見人が必要になるだろう。

カブレ:あのさ、未成年だけではなく、成年後見人もあったりするのか?

セフレ:あるよ。

カブレ:マジで!

フレア:それって何かで決まってるの?

セフレ:平成28年に「成年後見制度の利用の促進に関する法律」が制定され、その法律で決められているよ。

テブレ:じゃ、未成年も同じような法律があるのか?

セフレ:それは次回に。


(BTS137に続く)

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