さちこの部屋(234)

chit chat(74)復活…?!〜その3〜

先週の続き。


 翌日。

 一緒に初詣に行こうよーという娘のお誘いがあり、じゃあおかんの家に迎えに来てねと約束し、いざお迎えの車が到着したら、何と左手首骨折中の元夫が運転席にいた。

 長男が助手席、次男が2列目。

 次男の彼女と娘が3列目。

 え?骨折してんでしょ?

 何で自分で運転してんの?

 みんな免許持ってんだから、運転代わってやりゃいいじゃん。

 てか、骨折してるからてっきり元夫は初詣には来ないかと思い込んでいた。

 いや、別にいたっていいんだけど。

 まさかまさかの初詣も元家族全員集合で???


 まあとにかく出発。

 子ども達が川越の氷川神社に行きたいと言うので向かったものの、駐車場は満杯、周辺道路は大渋滞、参拝するために並ぶ人、人、人で参道は大行列。

 「ん、今日のところは車の中から神様にご挨拶だけして撤収しよう!」と満場一致で意見がまとまり、そしたらふじみ野の氷川神社に行こう!とUターン。

 ふじみ野の氷川神社は、元夫と結婚した頃から三芳町に引越しするまで、毎年家族で初詣に参拝していた氏神様である。

 私は今でも時折参拝に行くが、みんなで揃って参拝するのは15年ぶりくらいだろうか。

 参拝の後、元夫が「ちょっと前住んでたマンションの周り通ってみてもいい?」と訊いてきた。

 もちろんいいよーとみんな快諾。

 氏神様から昔住んでいたマンションまでは車で1分もかからない。

 マンションに向かう車中では、


 「あのお茶畑、まだあるのかなー?」とか、

 「この公園、こんなに小さかったっけ?」とか、

 「あー!あのトーテムポールあったあった!」とか、

 「七五三の時さー、◯◯(長男)が脱走して、探し回ってここの角で確保してゲンコツ喰らわしたんだよねー」とか盛り上がる。


 更に、マンションのベランダ側に周り込んだ際に、

 「ほーら、あれがおかんが伝ったベランダだよーん笑」と言うと(さちこの部屋#76、#77参照)、「いやでもさ、もうさすがに今の歳になったらできないでしょー?」と元夫が言うので、「え、私今の家に越して来てからもお隣の屋根によじ登って洗濯物取りに行ったけど?」と答えたら、「いい歳して何やってんだよー😑」とドン引きされた。

 いや、そこは「おー、その年齢でまだそんな事ができるなんて大したもんだ!」と褒めてもらいたい。

 そういう細かい価値観の違いが離婚に繋がったのだ。

 もちろん、やってる行為自体は元夫の言う通り大の大人がやる事じゃ無いんだけど笑

 だって、その時は他にやってくれる人がいなかったんだからしゃあないじゃんか。


 あれこれとそんな昔ばなしで盛り上がる車内。

 何ともノスタルジック!

 思えば、子ども達と昔住んでいたマンションの周囲を見ながら思い出話しをするのは初めてだった。

 その後、とんでんでお昼ご飯を食べながら元夫と私は二人で熱燗をちびちびやり(骨折してるのにー笑)、また自宅まで送ってもらって解散した(もちろん運転は呑んでいない長男に代わってもらった)。

 元夫とあまりにもナチュラルに接しているので、うちの父からもやり直すことはないのか?と訊かれたことがあるが、そこに関しては元夫と二人揃って「ないない!!」と一致する。

 夫婦としてはやっていけない。

 でも別に人として嫌いなわけではない。

 夫婦を辞めたからこそ、程よい距離感でいられるのだ。

 何もかも懐かしくて、あれ?私ほんとに離婚したんだよね??と脳がバグりそうになるお正月だった。

 離婚して5年経ち、辛かった思い出は昇華し、今や楽しかった思い出の方がよく思い起こされる。

 でも元夫との別れがあったからこそ、今の私がある。

 我慢し続けた23年間だったけれど、やはり自分にとって必要な月日だったのであろう。

 子ども達もそれぞれ独り立ちしたし、私もどんどん前に進まなければ。

 復活はしない。

 でも、元夫とはまた別の良い関係性を築いていけているなと実感できた年始であった。


※今回の添付写真はブログの目次です。

 まだお読みいただいたことのない方、良かったらご一読くださいませ。

 我ながら名作です笑

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