さちこの部屋(209)
まだ諦めないでー 〜その2〜
猫背や巻き肩、反り腰などで姿勢が悪くなると、本来左右対称であるはずの骨格や筋肉のバランスが崩れ、特に何もしていなくても疲れが溜まってしまったり、さらに酷くなると骨が歪み、神経が圧迫され様々な痛みを発生させてしまうことに。
もう8年くらい前のことだが、何か普段と変わったことをしたわけではないのに腰の肉離れを起こしたことがある。
思い当たる原因が何も見つからないので、おそらく気づかぬうちに姿勢不良になっていて、腰の筋肉に負担がかかっていたのではないかと結論づけた。
それからしばらくして美トレの師匠との出会いがあり、そのメソッドに感銘を受け資格取得、グループレッスンでは伝えきれない姿勢改善のメソッドをパーソナル・トレーニングという形式でお伝えすることにした。
パーソナルを行っていても、普段のレッスンで拝見していても、街中でも、とにかく圧倒的に姿勢不良の方が多い。
これは老若男女問わず。
また、一時的に良い姿勢で立つことは出来ても、歩いたり座ったり、膝を上げたりなどの動作が加わると姿勢がガタガタっと崩れてしまったり。
まあ、いくら良い姿勢でも、ずーっと同じ姿勢でいるっていうことも体に負担がかかるんですけどね。
姿勢不良を改善するにはどうしたら良いのか。
これは一言では説明できず。
人それぞれ関節の可動域が狭いからとか、筋肉がガチガチに固まっているからとか、体幹が弱いからとか、もう既に脊柱が歪んでしまっているからとか、理由は様々、もしくは複合的だったり。
なのでパーソナルで行っているわけだが。
でも、まずは自分の姿勢の何が悪いのかを知ることが大事。
普段のレッスンで見ていても、皆さん前から見たご自分への意識は高いのだが、横からのチェックが抜けてしまっているように見受けられる。
分かりやすい例としてスクワット。
膝とつま先の向きが揃っていて、前から見たフォームはパーフェクト。
でも横から見ると、あまりお尻を後方へ出しておらずつま先より膝が出てしまっていたり、肩甲骨が開きっぱなしで見事な猫背、そして丸腰、肩は巻き巻き、頭は前に出てしまって顎が上がっていたり。
これら全部当てはまる方もいれば、1つ2つだけ、という方も。
これはスクワットの正しいやり方を習得できていないということもあるだろうが、普通に立っている時もおそらくその姿勢なのだ。
ご自宅でリラックスしている時にご家族にこっそり横から写真を撮ってもらうと分かりやすいだろう。
正しい姿勢で立てているかどうかのチェックとして、耳、肩、大転子(大腿骨の一番骨盤に近いところ)、膝のお皿の後ろ側、くるぶしの2〜3cm前側が床に対して垂直に揃っているかどうか、を見る方法がある。(これは横から見るチェック方法で、他にもチェック方法はある。)
ただ、これはただ立っている時の状態。
先ほども書いたように、動作が加わった時に良い姿勢をキープできているかどうかは、このチェック方法ではわからない。
そこで、次回は私が普段パーソナルで行っている、棒を使った簡易式チェック方法をご紹介しよう。
来週へ続く。
※今回の添付写真はちょっと頭が前に出ているのが気になりますが、探した中で一番分かりやすかったので参考までに。
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