BTS(205)

(BTS204からの続き)


フレア:室内でのダンスも熱中症対策が必要なの?

セフレ:厚生労働省が示している「身体作業強度等に応じたWBGT基準値」によると、ダンスは「極高代謝率」に該当していて、暑さに慣れている人(暑熱順化者)の場合、暑さ指数(WBGT)25以上で、暑さに慣れていない人(暑熱非順化者)の場合は、暑さ指数(WBGT)20以上で、熱中症になる危険性が高いと言われているよ。

カブレ:極高代謝率とは、どんな仕事内容なんだ?

セフレ:最大速度のとても激しい活動や、激しくシャベルで土を掘る、斧(おの)を振る、階段を昇る、平たんな場所で走る、時速7km以上で平地を歩く、などの行動が極高代謝率と呼ばれているよ。

チフレ:熱中症警戒アラートが注意(WBGTが21~25)の場合でも、ダンスは危険だと言うことだよね。

テブレ:そしたら、夏場の室内での運動は、エアコンやクーラーが絶対必需品ってことだよな。

セフレ:そうだよね。

フレア:万が一、熱中症になってしまったら、どうしたらいいの?

セフレ:今回の労働安全衛生規則の改正により、現場における熱中症対策の基本的な考え方というのが示されているよ。

サブレ:どんな内容なの?

セフレ:基本的な考え方は、熱中症患者や熱中症のおそれのある人を「見つける」、救急車を呼ぶべきか「判断する」、身体の冷却や医療機関への連絡等「対処する」だよ。

フレア:その基本的な「見つける」「判断する」「対処する」は誰がするの?

サブレ:そのグループやチームの責任者やリーダーの他にも、発見した人、周りにいる人、全員が適切に「見つける」「判断する」「対処する」ができるようになることだよ。

フレア:「見つける」「判断する」「対処する」をもう少し具体的にすると?

セフレ:「見つける」とは、熱中症患者発生時の報告体制を整備することだよ。例えば、熱中症の症状が現れたら、それを見た周りの人が誰に報告すればいいか分かるようにすることで、熱中症の初期症状がある人を早期に見つけることができる体制を作ることが求められているんだよ。

カブレ:熱中症の症状とは、具体的にどんな症状なんだ?

セフレ:熱中症が疑われる代表的な症状は、めまいや頭痛、吐き気、倦怠感などだよ。例え本人に自覚症状がなくても、大量に汗をかいている、ふらついている、ぼーっとしているなど、普段と違う様子を見かけたら熱中症を疑ったほうがいいよ。

サブレ:運動中に、お互いに声を掛け合うこともいいかもね。

フレア:「判断する」は?

セフレ:「判断する」とは、熱中症患者に対して迅速・的確な処置をするための実施手順を作成することだよ。熱中症の疑いがある人を確認したら、迅速かつ的確な判断をおこない、重篤化を防ぐために必要な措置を講じるための準備が整っていることだよ。

チフレ:いざという時に、おろおろせず、適切な判断・処置ができるようにとのことなんだね。

セフレ:そうだよ。そのためには、緊急連絡先や緊急搬送先、必要な関係部署や関係者への連絡・報告ができるよう、実施手順をあらかじめ決めておくことが大事なんだよ。

フレア:最後の「対処する」は?

セフレ:「対処する」とは、関係者に連絡・報告することだよ。熱中症のおそれのある業務や運動を実施する際は、全ての関係者や参加者に対して、「見つける」「判断する」の要領などを周知することが必要なんだよ。

サブレ:始まりの際や、メール、ホームページなどを活用して、熱中症対策について皆に知らせることが重要と言うことだね。

カブレ:なるほどな。

テブレ:今年は特に暑いみたいだからな。熱中症にならないように皆で注意しないとな。

サブレ:こまめに休憩して、水分取ってが大切だね。

フレア:周りの人が声かけたり、気づいてあげることも重要だよ。

チフレ:それから、ちょっと体調が良くなかったりしたら、お休みする勇気も必要だよね。

セフレ:いろいろと熱中症対策を取りながら、なんとか今年の夏、猛暑の夏を乗り切りたいね。

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