さちこの部屋(187)
chit chat(58)頑張れ!社会人1年生!!
久しぶりの chit chat(他愛無い話し)!
今回は次男Aの話し。
次男Aは現在、近隣にあるB大学の4年生。
何とか就職も決まり、4月から社会人デビューだ。
先週の水曜日、次男Aと娘を連れて就職祝いで呑みに行った。
3人で食事するのは久しぶりだったので、まあ、それなりに和やかに楽しく呑んで食べたのだが、ある事が気になった。
談笑している時に、ちょいちょい母をいじって小バカにするのだ。
年齢を重ねることは、子供たちにとっては成長、母にとっては老いを意味するので、徐々に世代交代するのは自然なこと。
成長し、行動範囲が飛躍的に広がり、デジタルに弱い母より出来ることが断然多い子供たち。
もちろん、本気でバカにしているとは思わないが、いじりたくなるのは仕方のないことか。
こういう場合、「まったく…ひとりで大きくなったみたいな顔しやがって…」というコメントがぴったりなのであろう。
私も若かりし頃、親によく言われたものだ。
時代は廻ってるのね。
小生意気な口をききつつも、めっちゃ元気に、楽しそうにしていた次男。
そんな次男から2日後の金曜日の夕方、「今からすぐに家に来てくれない…?」と電話がかかってきた。
金曜日はレッスンこそ休みだが、たいてい午後はデスクワークか練習、勉強に時間をあてている。
ひと休みしたらもうひと踏ん張り…と思っていたところに急な呼び出し。
どうしたの?と訊くと、嘔吐下痢で具合いが悪いからかかりつけの病院に連れて行って欲しいとのこと。
えー。
急に言われてもー。
すっぴんだし、頭ぼさぼさだし。
まあでも、病人のSOSを無視するわけにもいかないので、どうせ車で送迎するだけだから部屋着のままダウン来てっちゃえばいっかー…と急いで次男を迎えに行き、かかりつけのK医院へ。
ひとりで病院に入った次男から、混んでいて1時間待ち、そしてお父さんは仕事で帰宅が遅くなると連絡があったとLINEが送られてきた。
えー。
父親が遅いってことは、私が買い物して来なきゃじゃん。
いや、普段なら全然かまわないのだけど、母はこの後勉強会の予定があるのだよ…。
もー。
部屋着で来ちゃったけどヤオコー行かねば。
そして買い物を済ませて病院の駐車場に戻って来ると、点滴受けてて遅くなるからお会計して、処方箋薬局で薬もらっておいてと次男から更にLINEが。
いや、だからさー。
あんたのかかりつけのK医院には会員EちゃんとKちゃんが勤めてらっしゃるんよ。
そんでもってお隣の調剤薬局にも会員Sちゃんがお勤めなんよ。
病院にも薬局にもお母さんが行く羽目になるならもうちょっとちゃんとした格好して行ったのにー。
ぶつくさ言っても仕方ない。
とりあえず病院の受付へ。
受付の人に「今日は〇〇さんと△△さんはいらっしゃいますか?」と訊ねると、〇〇さんは今日はお休み、△△さんは今A君の点滴の処置で…とのこと。
△△さんは看護師さんだからそれもそうか。
で、病院の方は知り合いに合わずにクリア。
調剤薬局へ。
あ、もう自動ドアが開いた途端に目に入った!
Sちゃんが制服着用で勤務してらっしゃるー。
もう、こうなったら部屋着だろうがなんだろうが堂々と入って行こう!
片手に処方箋を持ち、「うぇ~い♪」とシミー(肩を前後に小刻みに揺らすダンスの動き)をしながら入っていった。
ぎょっとするSちゃん。
急に全身真っ黒なおばちゃんが踊りながら入って来たし、よく見たら先生(私)だし、処方箋持ってるってことは具合い悪い…?でも踊りながら入って来て元気そうだし…???
と、頭ぐるぐるしてしまったそうだ。
Sちゃん、お仕事中に混乱させてすみません笑
そんなこんなでその後点滴を終えた次男を自宅に送り、急いで帰宅、支度を済ませ勉強会に参加したのだった。
次男は熱も大したことなかったし、薬が効いて4日ほどで完治。
点滴してくれたEちゃん有難うございました。
元気な時はひとりで大きくなったような口をきいていた次男だが、まだまだ子供だなー。
具合い悪いのだし、時間があれば全然送迎してやるのはかまわないのだけれど、K医院までは自転車で10分弱、徒歩では20分くらいか。
そして次男はもう自分で運転も出来る。
私ならエチケット袋と替えのパンツ持参で自力で病院に行く。
大した熱でもないのにすぐにお母さんに電話してくるあたり、まだまだかわいいもんだ。
次男よ。
4月から香川県で一人暮らしをしながら社会人デビューするのだよね。
向こうにいる間は、お父さんもお母さんもちょっとやそっとじゃ駆けつけてやれないのだよ。
お母さんはあなたが幼稚園の頃、41度の高熱で近所の病院で肺炎と診断を受け、イムスを紹介され、自分で運転してイムスに行き、今すぐ入院しなさいと言われたが「小学生と幼稚園児2人いるので絶対に入院できません。通院します。」とまた自力で運転して帰宅したことがある(事故でも起こしたら大変なので、良い子の皆さんは絶対に真似をしないでください。今の私なら別の手段を考えます。この時は高熱のため冷静な判断力に欠けていた。)。
他にも似たようなエピソードがたくさん。
これを読んでくださっている皆さんも同じですよね。
誰にも頼れず、どんなに具合いが悪くても子供たち優先。
そりゃお母さん達は逞しくなるわ。
母は強し!
Aもまだまだ甘えん坊だなーと、やれやれ…と思ったり、甘えてくれるうちが花だなーと嬉しくなったり。
次男も娘もいっぱしの口をきくようになったが、あと数年もすれば親の有り難みがわかるようになるだろう。
私もそうだった。
親の有り難みが心底わかるようになった時が本当に大人になった時。
社会人1年生になるA。
これから、いろんな人と出会い、辛いことも楽しいこともたーくさん経験し、少しずつ大人になってゆくのだろう。
頑張れ、A!
ずっと応援してるよー。
0コメント