BTS(177)

(BTS176からの続き)


フレア:今回を含め年内はあと2回だよ。

テブレ:あと2回で、精進落とし、四十九日法要、納骨まで終わるのか?

カブレ:終わってもいいけど、来年から何をテーマにするんだ?

フレア:来年は来年に決めればいいよ。さっさと今年のテーマの棚卸をするよ。

サブレ:前回の初七日法要とかの意味は分かったけど、どんなことするのか分からなかった。

セフレ:確かに、その説明は無かったね。

サブレ:それと、年忌/年回法要についても知りたい。

セフレ:じゃ、初七日法要から説明しよう。開催する日は決まっていて、亡くなってから7日目。場所は斎場、お寺、自宅のどれかだけど、後で説明する初七日法要を実施する日や、葬儀社、菩提寺によって決まるよ。

カブレ:初七日法要の実施日は亡くなってから7日目だろ。何故、実施日によって場所が変わるのか気になるけど、まぁ次に行こう。

セフレ:それは後ほどで。初七日法要の流れは、喪主の挨拶、住職による読経、参列者の焼香、住職による説法、喪主の挨拶、精進落としが一般的だね。

サブレ:通常の初七日法要に参列する場合は、いくらぐらい包めばいいの?

セフレ:その人の立場や故人との関係にもよるけど、親族でなければ5,000円程度。ただし、お葬式にも参列して香典を渡している場合は半額の3,000円程度でいいよ。

テブレ:香典の表書きは?

セフレ:御霊前と書いてね。一般的に四十九日までは仏になっていないから。

カブレ:ではこの辺で、初七日法要の実施日についての説明頼む。

セフレ:実は、最近では初七日法要をお葬式当日に実施するのが一般的になっているんだよ。

チフレ:それは効率化や合理化、多様化などが影響してるのかな?

セフレ:まあ、そういうことだね。

フレア:一週間後にまた集まるのが大変だからね。お葬式当日に一緒に出来たら便利だよね。

セフレ:お葬式当日に一緒に実施する初七日法要を繰り上げ初七日法要とか繰り込み初七日法要とか言うんだよ。

チフレ:繰り上げなら意味が分かるけど、繰り込みってどんなスタイルの初七日法要になるの?

セフレ:繰り上げ初七日法要は字の通り、本来亡くなってから7日目に実施するのを、火葬後に繰り上げて実施することで、この場合は、葬儀・告別式、火葬の後に初七日法要を実施するため初七日法要の場所は斎場又は火葬場になることが多いよ。

サブレ:初七日法要の準備や段取りは?

セフレ:その場合は葬儀社がまとめてやってくれるよ。

チフレ:繰り込みの場合はどんな感じなの?

セフレ:繰り込み初七日法要は、お葬式の中に組み込んで実施するもので、葬儀・告別式・初七日法要まで実施し、その後に火葬を実施するんだよ。この場合の初七日法要は自宅、お寺又は斎場のどれかになるよ。

テブレ:そういう違いがあるんだな。でも一日で終わるのはいいな。

サブレ:1日で実施する場合の香典はどうなるの?

セフレ:通常のお葬式に参列する際の香典の金額で大丈夫だよ。

チフレ:主催者側の都合であえて1日で実施しているのだからね。

カブレ:初七日法要の後に精進落としの会食があるんだろ?

セフレ:そうだよ。一般的に初七日法要と精進落としはセットだよね。

フレア:どんな会食なの?

セフレ:親族が亡くなってから精進料理(魚・肉・お酒などを使用しない料理)のみを食べていたので、その期間が終わったことを意味する会食なんだよ。

フレア:じゃ、精進落としの会食では魚・肉・お酒が振舞われるんだね。

セフレ:そうだよ。ただし、伊勢海老や鯛など宴席で出されるような食材は避けるべきだね。

サブレ:それはオードブル形式なの?

セフレ:精進落としの料理は、仕出し弁当や寿司、懐石料理などを人数分用意するよ。時間がない場合、お弁当で用意して一連の行事の後に参列者に配ることもあるよ。

チフレ:でも、前回(BTS176)では、忌中(亡くなってから49日までの期間)は精進料理で過ごすんじゃなかった?

カブレ:たしかに。そういう話だったな。

セフレ:その通りで、もともとは四十九日の忌明けの際に食べる料理のことだったんだよ。それが現在では、初七日法要が終わった段階で精進落としをするのが一般的になっているよ。

テブレ:その初七日もお葬式当日に実施するから44日くらい短縮されてるんだな。

フレア:次回は、四十九日法要と納骨で締めだね。


(BTS178につづく)

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