BTS(167)
(BTS166からの続き)
フレア:今回は副葬品についての話だよ。
サブレ:何を入れたらいいの? いつ入れたらいいの? どうやって入れたらいいの?
セフレ:副葬品として入れるモノに仏教的な決まりはないよ。
チフレ:一応、故人に関係があるモノを入れるんだよね。
セフレ:そう。例えば、故人が生前に大事にしていたモノやよく使っていたモノ、亡くなった後も必要であるようなモノを入れるよ。
サブレ:入れるタイミングは?
セフレ:主に2回あって、1回目はご遺体を棺桶に納める「納棺の儀」、2回目は出棺の直前だよ。
フレア:出棺の直前ということは、故人の棺桶に参列者がお花を入れるタイミングだね。
サブレ:どうやって入れるの?
セフレ:故人の周りにそっと置いていけばいいよ。
チフレ:故人の思い出だからと言って何でも入れて良い訳ではないんだよね。
セフレ:そうだよ。燃えるモノじゃなければダメだよ。
チフレ:燃えないモノ、爆発しそうなモノはダメなんだよ。
フレア:何故?
チフレ:火葬炉や火葬の係員、ご遺体を傷つける可能性があるからね。
セフレ:あと、燃えるモノでも有毒ガスを発生させるプラスチックやビニールなど、密閉された容器も禁止になっているよ。
チフレ:もちろん、燃えにくいモノ、水分が多いモノ、燃えるのに時間がかかるモノもダメだよ。
サブレ:入れてはいけないモノのイメージは何となく分かるけど、もうちょっと具体的に教えてよ。
チフレ:宝石、腕時計などの貴金属類はダメ。
セフレ:瓶入りのお酒類、ゴルフボールもダメ。
チフレ:眼鏡や入れ歯もダメだよね。
カブレ:眼鏡は、亡くなった後もあの世で必要になるだろ。それでもダメなのか?
セフレ:眼鏡のレンズやフレームが溶けてご遺骨に付着してしまう可能性があるので禁止になってることが多いよ。
テブレ:じゃ、どうするの?
セフレ:例えば、火葬後に収骨した骨壺に一緒に入れるという方法もあるけどね。
チフレ:カーボン製のモノ、テニスラケットなどもダメだよ。
セフレ:特にカーボン製のモノは、火葬炉が電気炉の場合、そのヒューズが飛んで火葬炉を壊してしまうことがあるらしいよ。
チフレ:あと重要なのが、故人が心臓にペースメーカーを付けていたときだよ。
セフレ:ペースメーカーを一緒に火葬してしまうと突然の爆発を起こすことがあるらしいよ。
フレア:いろいろ制限があると副葬品として入れにくくなるよね。
セフレ:大丈夫。葬儀社のスタッフが副葬品として入れていいモノと入れてはいけないモノを知っているので、不安がある場合は確認すれば大丈夫だよ。
フレア:最悪、そのモノではなく写真に撮って入れるという方法もあるよね。
セフレ:ネットで調べたら棺に入れてはいけないモノの一例が載っていたので紹介するね。
【有害物質がでる革・ビニール製品】
バッグ、靴、ゴム製品、ビニール製品、プラスチック製品
【ご遺体を損傷させる金属・プラスチック製品】
眼鏡、指輪、入れ歯、ガラス製品、ガラス食器、CD、DVD
【燃えにくい・爆発の可能性があるモノ】
缶、瓶、分厚い本、アルバム、ライター、スマホ、果物
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