BTS(149)
(BTS148からの続き)
フレア:前回忘れてた自由葬からだよ。
セフレ:そうだね。前回忘れてたね。では、簡単に説明するよ。まず、自由葬から。自由葬は、宗派や宗教的習慣にとらわれずに故人や遺族の意思を反映したお葬式のスタイルだよ。葬儀社と相談しながら自由にお葬式をアレンジできるのだけど、葬儀社が準備している標準プランから外れる場合は別途、費用がかかる場合があるよ。
チフレ:菩提寺がある場合などは菩提寺との相談も必要になると思うので、自由葬は手続きや準備がちょっと大変そうだね。
サブレ:確かにそうだと思うけど、故人の生前に、故人と家族と葬儀社とで話し合いながらどんなお葬式にするか楽しみながらプランを準備するのも良いことだと思うよ。
テブレ:お金と時間があれば、記憶に残る唯一無二のお葬式になってきっと楽しいんだろうな。
フレア:次に樹木葬は?
セフレ:樹木葬は、どちらかというと散骨と同じで納骨のひとつだよ。
カブレ:遺骨をどこに納めるかということだな。
セフレ:そう。樹木葬の場合は、火葬した後に遺骨を樹木などのそばに埋骨や散骨して、その樹木を墓標(お墓の代わり)とするものだよ。
テブレ:自分や先祖代々のお墓が無いということだろ。
カブレ:いや、お墓はあるんだろ。散骨したところがお墓だから。
フレア:でも、〇〇家の墓みたいな墓石が無いわけでしょ。
サブレ:墓石の無いお墓が、日本人の感覚に合っているかどうかだよね。
チフレ:核家族化、結婚の多様化などを考えていくと、もうすぐそういう時代になるのかな。
カブレ:日本は土地が狭いから、お墓も効率化・合理化の対象だったりして。
テブレ:確かに。練馬区ではお寺(お墓)の移転が進まず道路工事が中断してるからな。
チフレ:あ、それ知ってる。7号線でしょ。見に行ったことあるよ。
セフレ:正確には放射7号線ね。練馬区大泉学園町2丁目の北園交差点から西大泉5丁目までの約2kmを真っ直ぐに東西に貫く道路だね。
チフレ:道路工事長いよね。
セフレ:2006年(平成18年)に工事開始して、当初の目標としていた開通時期は2018年(平成30年)だったけど、一度書き換えられて2023年(平成35年)開通だったところ、また書き換えられて今では2027年(令和9年)開通の予定になってるよ。
テブレ:市街地だけど、2kmの道路工事に21年もかかるのか?
セフレ:空き地に道路を作るわけではないので、土地の収用・移転先の確保など大変なんだよ。きっと。
サブレ:開通時期が延びた理由は何?
セフレ:お寺(お墓)の移転対象や移転要領かな。
サブレ:どういうこと?
セフレ:添付の写真を見れば一目瞭然。
サブレ:お寺(お墓)が道路で分断されるのね。
セフレ:そう。道路にかかる部分は移転補償の対象だけど、道路にかからない部分(お墓の一部)がそこにそのまま取り残されることになるんだよ。
サブレ:お寺としてはお墓を全部まとめて移転したいのだろうから、何か良い方法はないのかな?
セフレ:実は、お墓にもデジタル化の波が押し寄せてきているよ。
サブレ:それって、前に話してたオンライン葬儀とか、リモート墓参りとか。
セフレ:それもあるけど、お墓そのものがネット上にあるバーチャルお墓だよ。
テブレ:それメリットがあるの?
セフレ:ある。墓石だと故人の名前、戒名、享年が刻まれているけど、バーチャルお墓の場合は故人の写真、動画、メッセージ、年表、収集品(写真や動画の状態で)など多種多様な記録を残すことができるからね。
チフレ:さらに土地も墓石も必要ないから、経費も安い。
サブレ:じゃ、練馬区の道路で取り残されたお墓をバーチャルお墓にする案もあるね。
フレア:また、話題がズレたよね。
セフレ:散骨の話だったよね。散骨は、一定の大きさ以下に粉末化した遺骨を海上や山林にまくことだよ。
チフレ:それは、自分の庭とかだったら誰でもやっていいのかな?
セフレ:それは次回に。
(BTS150につづく)
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