さちこの部屋(003)

「数値に囚われないこと」


 皆さんは、体組成を測定したことがありますか?

 Moovaのホームグラウンド、三芳町総合体育館では毎月1日から10日までの間、フィットネスルーム又はスタジオプログラムを利用すると無料で体組成を測定することができます。(注1、注2、注3、注4:文末参照)

 私自身、必ず毎月測定しているというわけではないのですが、タイミングが合えば測定しています。

 時々、会員の方から、「先生は体脂肪率何パーセントですか?」との質問を受けることがあるので、8月上旬に測定した体組成を掲載しておきますね。

 しかしながら、私はこの体脂肪率そのものの値について、あまり気にしていません。

 アスリートじゃあるまいし「こんなに少ないわけないやん?」っとも思っています。

 3年くらい前に、たまたま同じ時期に他のスポーツクラブで測定する機会があり、結果、某有名スポーツクラブでは14%代、県内に数店舗構える某スポーツクラブでは11%代、そして三芳町総合体育館では7%代でした。

 測定した時間帯などの条件や測定する機器が、同一ではありませんでしたが、それにしてもこんなに違いが!!と驚きでした。

 なので、自分の体脂肪率は、これらの値の間をとって10%代前半くらいだと捉えています。

 このように、測定機のメーカーや測定する際の条件などにより、数値にはバラツキが存在し、案外と曖昧なものなのね…と。

 なので、よく会員の皆さまから「体重が…、体脂肪率が…、ウエストのお肉が…、あと何kg…、あと何cm…」とか、よくお聞きするのですが、私は数値にあまり囚われる必要はないのではと思っています。

 かといって、体組成の測定が全く無意味ということではないのですよ。

 大体同じ条件で定期的に、同じ機器で測っている場合、前回の数値との差分(変化量)を一つの目安(バロメータ)にすればよいかと。

 体重の重さなんて、前日にたくさん食べた上に便秘してたり、むくみが出てたりしたら、それだけでも大幅にアップしますよね。特に女性は月経周期の影響も大きいですから。

 数値よりも大切なことは、自分が日々活き活きと動きやすい状態であるかどうかということ。

 私は太ってしまうと、身体全体が重くレッスンの際に動きにくくなり、その影響は階段の上り降りでもはっきりと感じます。

 ダンスのパフォーマンスも低下しますし、見た目も…。

 或いは、ちゃんと食べていても心労から激ヤセしてしまうこともあります。

 私の場合ですが、体重を落とし過ぎてしまうと、エネルギッシュに踊れなくなり、筋肉も痩せてしまい身体全体が貧相な感じになってしまうので、日々体調管理を含め体型維持とメンタルヘルスには気をつけています。

 日常生活において、過度なストレスを受けると、どうしても暴飲暴食や食欲減退に繋がりやすいですよね。ただでさえ女性は月経前緊張症候群で、毎月自分の心とは関係なく不安定になりやすいですからね。

 先に数値ありきではなく、日々の生活やお仕事をする上で最高のパフォーマンスが発揮できるよう、また会員皆さまの前に立つインストラクターとして恥ずかしくないよう、体型維持をするための目安(バロメータ)として測定し、その差分(変化量)に注目しています。

 健やかな心と身体を維持することが「美」にも繋がると思います。

 お財布に優しいお値段で利用できるのですから、皆さんも数値に一喜一憂せず、ご自分の身体と向き合いながら上手に利用してみてくださいね。

注1:フィットネスルーム又はスタジオプログラムを利用する際は利用券の購入が必要になります。

注2:居住地等によって利用券の値段が異なります。

注3:初めてフィットネスルーム又はスタジオプログラムを利用する際は初回講習の受講と、個人利用登録手続きが必要になります。

注4:令和3年8月現在、コロナ禍のため新規に利用登録できる範囲が「三芳町、富士見市及びふじみ野市に居住、通学又は通勤している方に限定されています。詳細は三芳町総合体育館のホームページで確認してください。

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