さちこの部屋(010)

「姿勢改善って何のため?」〜その2〜


 疲れた時って思わずふ~っと吐息を漏らしつつ、背中が丸まりますよね。

 その方が楽に感じるからです。

 そして楽に感じるので癖になりやすいのですが、実際はきちんと腹筋、背筋を使って正しい姿勢を維持する方が、筋肉にかかる負担は少ないんです。

 猫背が習慣化すると、頭痛、肩こり、首こり、腰痛、便秘、呼吸器疾患など、様々な不調を招きやすくなります。

 胸が閉じた状態になるので、呼吸が浅くなり酸素摂取量が減り、運動能力の低下や集中力の低下も。

 頭が前に出やすくなるため、重い頭を支えるために常に首や肩の筋肉が過度に緊張している状態が続いてしまい、肩こりの原因に。

 更に、背骨にはたくさんの自律神経が通っているので、背中が丸まり圧迫し続ければ、片頭痛や内臓機能の低下も懸念されます。

 また、猫背で目線がいつも下向きになっていると、抑うつ傾向が高くなり幸福感を感じにくくなるそうです。

 猫背のために何となくいつもブルーな気持ちでいるのは嫌ですよね。

 骨が変形してしまってからでは、ご自分で改善するのは無理ですが、不良姿勢からきているのであればまだまだ改善の余地は十分ありますよ。

 まずは座り姿勢を見直してみましょう。

 デスクワークをする際は、デスクにつく肘も、膝、足首も90度になるように椅子の高さを調整してみてください。

 足の裏はきちんと床に付くように。

 目線はPCの画面上部に真っ直ぐ向くようにPC台などを利用して高さを合わせます。

 筋肉はずーっと同じ姿勢でいると固まってしまいますから、できれば30分に一度は座ったままでもいいので胸を反らしてストレッチしたり、伸びをしてリラックスさせてあげましょう。

 ちょこちょこお茶を入れに行く、トイレに立つなど、上司に怒られない程度に席を立つのもいいですね。

 帰宅してからも、柔らかいソファにどっかり長時間座らず、食卓用の堅い木の椅子に座るなど工夫してみてくださいね。

〜その3〜に続きまーす!

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