さちこの部屋(019)
「Stretch!」(3)
女性とお話ししているとよくお聞きするのが「あと3kg痩せたい…」との呟き。
そんな皆さんには残念なお知らせかもしれませんが、Stretchはダイエットに直結しません。
脂肪燃焼のための有酸素運動では、心拍数が上がりますよね。
しかしながら、心拍数が上がるほどの強度でストレッチを行うことは、柔軟性をアップする上での適切な強度を超えてしまうため、逆に効率が低下してしまいます。
ストレッチの目的は、あくまでも筋肉を柔らかくし、関節の可動域を大きくすることです。
正しいストレッチは心拍数が上がらない、ほど良い強度で行うことなので、ストレッチ中のエネルギー消費量は安静時の2割程度しか増えません。
もちろん、何もしないよりはマシですが。
ストレッチを行うことで、姿勢が改善したり、ケガのリスクを下げたり、疲労の軽減につながったりもします。二次的な効果として痩せることも。
そもそも何故人間は肥るのか。
何かの疾患が関係していない限り、過食と運動不足が原因です。
摂取エネルギー量が消費エネルギー量を超える。
シンプル!
但し、運動で消費できるカロリー量よりも過食で摂取するカロリーの方が断然多いので、運動はもちろん行った方が良いのですが、過食を抑えることが肝心です。
では、何故いけないとわかっているのに過食に走ってしまうのか。
お察しの通り、ストレスが大きな原因であることが多いですよね。
食べることで血糖値が上がり、脳内のセロトニンが増えて快感を得られるため食べたくなるものなのです。
そこで前回も少し触れましたが、呼吸法を合わせてストレッチを行うことで副交感神経が優位になり心身ともにリラックス効果が得られ、ストレスが和らぐことで暴飲暴食したい欲求を抑えやすくなります。
結果、痩せることに繋がるわけです。
もちろん、Moovaの皆さんは「ストレス発散ならZUMBA!有酸素運動で脂肪燃焼もするし〜」とお思いでしょうが、皆さん日々お仕事や家事、育児で毎日レッスンに参加できない方が多いことでしょう。
ストレッチなら忙しくてスタジオに行けなくてもスキマ時間に行うことができますし、ZUMBAは交感神経が優位になりますがストレッチは副交感神経が優位になります。
ZUMBAで「うぇ〜いっ😆✨」って盛り上がったあとは、興奮してすぐ寝付けないのでは(笑)
それにZUMBAは強度高めの運動ですから、使った筋肉はきちんとストレッチしてメンテナンスしてあげないとやはり疲労は蓄積しますよ。
人生100年時代、この先も末長くZUMBAを楽しむために、健やかな身体と心を維持するために、ストレッチはとても有効な手段です。
有酸素運動、筋トレ、そしてストレッチ、この三本柱でフィットネスを継続的に行うことがQOL(クオリティ オブ ライフ)を向上する秘訣ですよ😊
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天の声1(テブレ):三本柱の理論が分かっているなら皆が実践できるように、Moovaのレッスンも「ZUMBA」、「Toning」、「ストレッチ」の三本立てにしたらいいじゃない。特に月曜日と水曜日の朝Moovaは9時から12時までスタジオ借用しているのだから。
天の声2(セフレ):おっ、いいね。早速、新年からプログラム変更しようぜ。
天の声3(サブレ):待って。待って。待ってーーー。Moovaの年始イベント「来年Moovaでやって欲しい事」に今の三本立てレッスンの件を応募して、先生に採用してもらおうよ。「やって欲しい事」の最優秀作品はコレで決まりだね。会員さんのどなたか、このアイデアお譲りしますので応募してみてください。
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