BTS(033)
【昨年末に募集した「今年にMoovaでやって欲しい事」の提案内容について、技術スタッフの脳内に住んでいる複数の人格(シックス・ブレインズ)による脳内妄想検討会の様子が暫くの間シリーズとして続きます。全てフィクションであり検討内容はサークルMoovaとしての決定事項ではありません。】
フレア:前回検討できなかったLINEスタンプと、10周年記念ロゴやグッズについて検討しよう。
チフレ:始めにLINEスタンプ。Moovyちゃんと先生のLINEスタンプがあったらいいな。しかも、Moovaで使えるもの。
テブレ:Moovaで使えるって、どんなスタンプなんだ?
チフレ:「今日、レッスン行く?」とか、「Moovaで会いましょう」、「レッスン参加します」、「今日はお休みです」とか。会員さん同士で送ったり、先生に送ったりできるようなもの。
カブレ:「本日、休講です」、「本日、新曲入ります」、「ZUMBAのみ参加です」、「Toningも参加します」、「今日も楽しかった」、「今日も頑張った」、「新曲いいね」、「お疲れさまでした」なんかもありだな。
セフレ:基本的な日常の挨拶(おはよう、こんにちは、こんばんは、おやすみ、はーい、OK、またね、バイバイ、モシモシ、元気?)や感情表現(笑、楽しい、嬉しい、泣、悲しい、ガーン、ショック、マジ?、何?、怒)なんかもあると使いやすいよね。
サブレ:MoovaのオリジナルLINEスタンプで作って欲しい場面やフレーズを、会員さんから募集してもいいね。
フレア:そもそも、LINEスタンプなんて素人が作れるものなのかな?
セフレ:作れるよ。
フレア:どうやって?
セフレ:まずは、写真ベースで作るのか、イラストベースで作るのかを決めるところから。
フレア:何が違うの?
セフレ:写真ベースの場合は、スマホだけで作成できる。スタンプにしたい人物や動物、物、風景をスマホのカメラで撮って、そこにフレーズなどを書き込んでデコればOK。イラストベースの場合はスマホでも作成できるけど、パソコンを使ってイラスト専用アプリからパソコン画面にイラストを描けばいい。
サブレ:Moovyちゃんの場合はイラストベースの作成になるんだね。
セフレ:そう。絵心があって、パソコンのイラスト専用アプリが使いこなせればOK。
チフレ:イラストが描けたとして、どうすればLINEスタンプになるの?
セフレ:描いたイラストを、LINEが提供しているLINE CREATORS MAKER(ライン・クリエーターズ・メーカー)に登録して審査を通過すれば、LINEスタンプとしての販売が可能になるんだよ。
カブレ:ん? 販売になるのか? 企業とかが期間限定で無料で提供しているイベントスタンプとして会員さんに無料配布するんじゃないのか?
セフレ:そういうスタンプもあるんだけど、大企業じゃないと無理だよ。
カブレ:何故? 会員さんからお金取るわけにはいかないだろ。
セフレ:LINEスタンプには、いくつかの種類があって、ある企業とLINEのお友だちになった人が無料で入手できるイベントスタンプは、プロモーションスタンプと呼ばれる種類のもので、企業がLINEに広告費を支払って作るスタンプなんだよ。いわゆるLINEユーザーにコミュニケーションツールとして使ってもらう広告という位置づけで、LINEユーザー同士がスタンプを送り合う行為が広告の宣伝になってるんだよ。だから企業はLINEに広告費を払ってイベントスタンプの権利を買って無料配布するんだよ。
サブレ:ちなみにお値段は?
セフレ:1セットで8個のスタンプ、ダウンロード期間が90日間、スタンプ使用可能期間はダウンロードから180日間の場合で約1,000万円ですね。
カブレ:高いな。さすがにサークルでは手も足も出ないぞ。
セフレ:個人やサークルなどで作成するスタンプは、クリエイターズスタンプと呼ばれる種類のもので、さっき説明したライン・クリエーターズ・メーカーに登録して販売するやりかたが一般的だよ。
フレア:それって、LINEのスタンプショップでよく見かける人気クリエーターズスタンプとも関係あるの?
セフレ:まさにそれ! LINEでのスタンプ販売を本業や副業にしている人達が作ってるよね。
チフレ:あー、見たことあるし、何個か買ったことあるよ。一般的には、だいたい1セット40個のスタンプが50コイン(120円)とか100コイン(240円)とかで販売してるよね。
テブレ:コイン? LINEポイントを貯めて交換するんじゃないのか?
セフレ:そこ、ややこしいところだね。LINEコインとLINEポイントの関係。1コイン=2ポイントで、1ポイントは1円としての換算だね。
カブレ:ん? じゃ、50コイン=100ポイントだから100円だろ。50コインを120円で買うとなると1ポイント1.2円で買ってることになるんじゃないのか?
セフレ:そうだよね。そうなるよね。LINEコインとLINEポイントの違いについて簡単に説明するね。まず、LINEコインは購入(課金)によってのみ入手可能なもので、LINEポイントのように貯めることができない。LINEコインはLINEが提供するスタンプや着せ替え、絵文字の購入のみに使用できる。LINEコインを購入(課金)する際は、200コイン(480円)までは割高(1ポイントが1.2円)なんだけど、500コイン(960円)以上になると割安(1ポイントが0.96~0.86円)になる。LINEコインからLINEポイントへの変換はできない。
サブレ:LINEコインはちょっと不便な感じなのかな。
セフレ:そうだね。一方、LINEポイントは貯めることができる。動画を見たり記事を読んだり友だち追加したり無料登録したりして貯まる。ショッピング、レストラン、旅行や各種サービスでも貯めることができる。また、LINEPayでの支払いでもLINEポイントが貯まりポイント還元もある。貯まったLINEポイントはLINEが提供しているサービス全てにおいて使用できる。更には1ポイント=1円として現金化もできる。
チフレ:凄いなーLINEポイント! 私も貯めよーっと。
フレア:LINEのコインとポイントの話題になったけど、Moovaスタンプを1セット作る際は40個のイラストを準備して登録・審査の後に、会員さんが50コイン(120円相当。又は100ポイント)で購入することになるのね。購入したスタンプの有効期限とか、売上とかはどうなってるの?
セフレ:購入したスタンプに有効期限は無いよ。
テブレ:一度、購入したら永久に使用できるってことだな。
カブレ:売上はどうなんだ。人気クリエーターは事業として成り立ってるのか?
セフレ:現時点では、スタンプ売上の30%がアプリ運営会社(アップル・ストアやグーグル・プレイ)への手数料、35%がLINEへの手数料になってるから、クリエーターが受け取る利益は売上の35%なので、120円のスタンプを1つ購入してもらえると42円受け取れる。
チフレ:クリエーター、LINEとアプリ会社で利益を3等分してる感じなんだね。LINEスタンプは手早く作成できて、どんどん売れるものなの?
セフレ:40個のスタンプを作成するにはそれなりの時間がかかるよ。1個のスタンプを専用のペンタブレットを使ってパソコン画面上に描く(色付けやデコ付けも含め)だけでも30分はかかるね。その前に、40個のスタンプのデザインを考える時間、下書きする時間、既に販売されているスタンプの盗作にならないように比較研究をする時間を考慮すると、40個作成するのに最低でも40時間は必要になるだろうね。
テブレ:40時間ということは約1週間(8時間×5日)の労働と同じだな。
カブレ:月20万円稼ぐクリエーターの場合は、逆算して月約57万円の売上があって、1つ120円だらか月4,800個が売れてることになるんだろ。
セフレ:そうなんだけど、1セットのスタンプで毎月それだけの個数が売れてるわけではないんだよ。毎月それだけの個数を売り続けるために、季節行事ごとや使用場面ごとのスタンプを数種類準備してシリーズ化したり、英語版や中国語版、フランス語版を作って海外向けに販売したり、通常スタンプの他にアニメーションスタンプ(動くスタンプ)、カスタムスタンプ(文字4~6字を自由に入力できる)、メッセージスタンプ(テキストを自由に入力できる)なんかも作成したりと、いろいろな工夫をしないと無理なんだよ。
テブレ:LINEスタンプの販売を本業や副業にするわけじゃないんだから、そこまでやる必要はないだろ。あくまでも会員さんに使ってもらう用なんだから。
チフレ:Moovaスタンプが販売されたら会員さん以外も買うことができるの?
セフレ:LINE STOR(ライン・ストアー)やLINEスタンプショップでの販売になるので一般の人も買うことができるよ。Moovyちゃんの出来栄えにもよるけど、会員さん以外は買わないと思うよ。Moovaに興味がないだろうから。みんなも、たとえ120円だったとしても興味がないスタンプは買わないよね。
フレア:そうだよね。興味がないスタンプは買わないよね。そうなってくると、Moovaスタンプ作成のポイントは費用対効果の問題になってくるよね。
カブレ:単純に会員さん100人として、全員が購入した場合は4,200円の利益だな。
フレア:40時間の労働力に対して4,200円だよ。割に合わないでしょ。
セフレ:じゃ、1セットのスタンプ個数を最小単位の8個にして作ったら。
チフレ:それなら、8時間の労働力で済むんだよね。
テブレ:でも、1セット40個120円が一般的なのに、会員さんは1セット8個を120円で購入することになるんだぜ。通常より5倍高いんだぞ。買わないだろ。
サブレ:利益とか労働時間とかで考えるから、そういう結果になるんじゃないの。あくまでもMoovaのイベントの一つとして、本当は無料配布できるのが一番良いのだけど、LINEスタンプの仕組み上、会員さんには120円で購入していただかなければいけないので、Moovaスタンプを作成するならやっぱり1セット40個での作成がいいよ。
セフレ:かつ、Moovaスタンプの出来栄えも重要だよ。せっかく作るなら会員さんに使ってもらえるスタンプを作らないと意味がないから。ところが、スタンプ作成を業者に発注すると1セット(40個)が最低10万円からなんだよね。
フレア:そうなると外注の選択肢はないな。自社作成で決定だね。
サブレ:そうなると、Moovaスタッフによるお絵描きレッスンから始めなければならないということだね。よし、頑張ろう!
※ 10周年記念ロゴやグッズについての検討は次回
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