さちこの部屋(069)
「骨盤周りを鍛えて美ボディを手に入れよう!!」
私は自宅で「美トレ」パーソナル・トレーニングの指導をしています。
「美トレ」はインナーマッスルを鍛え、身体の関節の正しい使い方を覚えていただき、姿勢矯正をして健やかでしなやかな美ボディを手に入れるためのメソッドです。
仕事柄、普段街を歩いていて見かけた方や、レッスンに参加されている皆さんの姿勢をついつい観察してしまうのですが、タイプは違えど姿勢不良になってしまっている方の多さにびっくりします。
圧倒的に多くお見かけするのは、猫背、巻肩、骨盤後傾です。
猫背、巻肩については以前ブログで書きましたので、今回は骨盤後傾について。
骨盤後傾とは、字の通り骨盤が後ろ(背中側)に倒れてしまっている状態です。
骨盤は言わば身体の土台です。
骨盤が歪むと、身体のパーツは繋がっていますから、あちこちに歪みが連鎖して姿勢不良や身体の不調を招いてしまいます。
骨盤後傾の原因として考えられることは、ハムストリングやお尻の筋肉が硬くなり短縮している、そして腸腰筋(骨盤と下半身を繋ぐ、股関節の前側を通る筋肉)の弱化です。
骨盤が後傾すると、股関節の可動域が狭まり、膝や腰に負担がかかることも。
そして内臓を支える筋肉が緩み、かつ骨盤後傾により内臓を収めるためのスペースが狭くなり、下腹ぽっこりの原因に。
更に腰が丸まるので、バランスを取るために上背部が丸まり猫背姿勢になり、頭が前に出やすくなります。
するとどうなるか。
首、肩コリ、腰痛といった身体の不調だけではなく、二重あご、垂れたバスト、垂れたお尻、下腹ぽっこりの、いわゆる「中年体型」の出来上がりです。
キャーっ!!😱💦
ひとつの歪みから、こんなに恐ろしい事態に…😨
姿勢不良は、日々の生活習慣から積もり積もって起こることがほとんどです。
特に長時間のデスクワークや車の運転をなさる方はご注意ください。
同じ姿勢を取り続けるだけで、筋肉が短縮し固まります。
30分に一回は立ち上がって歩く、伸びをする、また椅子の高さを合わせる、車のシートの腰の位置に骨盤が真っ直ぐ立つようにクッションを挟むなど、出来ることからやってみましよう。
今年は特に下腹ぽっこりのご相談を受けることが多かったです。
下腹ぽっこりは、高脂肪の食事により内臓脂肪が増加したり、更年期によりホルモンバランスが乱れて代謝が低下し脂肪を蓄積しやすくなっていたり、便秘、またはインナーマッスルの筋力低下により内臓が下垂してしまっていたりと原因は多岐にわたります。
パーソナル・トレーニングでは様々な角度から、その方に合わせてアプローチしていきますが、Toningのレッスンでもほんの一部ですがインナーマッスルや腸腰筋の強化のためのトレーニングを組み込んでいます。
大多数の方が行えるよう、広く浅くの内容に限定されてしまいますが。
インナーマッスルは普段の生活ではなかなか鍛え辛い部位なので、それでもやる価値は十分ありますよ!
下腹ぽっこりを隠すために矯正下着のキツキツのガードルを履く代わりに、インナーマッスルを鍛えて自前の筋肉ガードルを手に入れた方が低価格、お洗濯いらず、消耗品ではなく一生もので最高じゃないですか✨
もちろん「継続は力なり!」で、ご自分でトレーニングは継続しなければなりませんが、ちょっとした努力で身体の不調に悩まされることなく、美ボディを手に入れられるなら絶対にやってみる価値あり!です。
ZUMBAがお好きな方は筋トレがお嫌いな方が多いのですが、腰痛になってしまったら大好きなダンスもお休みしなければならなくなりますし、たまちゃんのような美ボディを手に入れたら、ウェアだって体型のコンプレックスを気にせずお洒落を楽しめますよ😊
まずは普段ご自分がリラックスして座っているときに、「ぽたぽた焼のおばあちゃん」みたいに腰が丸まっていないかどうかチェックしてみましょう。
一見楽な姿勢に感じますが、それを続けていると後でえらいことになってしまいますよ~。
楽な姿勢と正しい姿勢は全く異なるものです。
ご用心!!
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