BTS(094)

(BTS93からの続き)


フレア:ここ数週間、ITの話題が続いていたので気になって調べてみたら、ICTとか、IoTとかの用語がでてきたのだけど、誰か知ってる人いるかなぁ?DXとかAIとかとも関係があるのかなぁ?

サブレ:ITは「アイ・ティー」という読み方でいいの?

セフレ:「アイ・ティー」の読み方で合ってるよ。

チフレ:インフォメーション・テクノロジーで情報技術のことだよね。

セフレ:そうだよ。製品(ハードウェア)としてのパソコンやスマホ、手段としてのインターネットの他に、プログラムやアプリ(ソフトウェア)としての情報処理、セキュリティなども含めての総称として使用されているよ。

カブレ:ハードウェアとソフトウェアの区別もよく分からないのだけど。

セフレ:ハードウェアは製品(商品)、部品、装置のことで、実際に手で触ることができるモノを指しているよ。パソコンのモニター、キーボード、マウス、電源ケーブル、スマホの本体などが該当するよ。

フレア:DVDとかUSBもハードウェアになるの?

セフレ:デジタルデータ記録するためのディスクそのものはハードウェア。USBは多分USBメモリースティックのことを指してるのかな?

フレア:そう。データを記憶して簡単に持ち運べるモノ。

テブレ:USBといったら一般的にはUSBコネクタとかUSBポートのことを指すんじゃないのか?

セフレ:USBは「ユニバーサル・シリアル・バス」といって、パソコンに電源ケーブルやキーボード、マウス、プリンターなどの周辺機器を接続するための規格の一つなんだよ。今ではほとんどのパソコンがUSB規格で周辺機器と接続できるようになっているよ。

カブレ:「USBが規格の一つ」とはどういうことなの?

セフレ:コンセントで例えると、日本のコンセントの形は二本並列型だけど、海外には三本三つ穴型、二本山型(ハの字型)など様々な型(規格)があるよね。

サブレ:確かに。海外旅行するときにコンセントの型(規格)が違っていて、日本の家電が使えない時があるよね。

テブレ:そういう時は、海外旅行用の便利グッズ「海外用マルチ変換プラグ」を持っていくといいよね。

セフレ:ということで、コンセントとプラグの規格が国によって様々あるのと同じように、パソコンに周辺機器を繋ぐためのいわゆる「差し込み口」と「差し込む突起物」の形状の一つがUSBという規格なんだよ。

カブレ:そういうことなのか。分かった。でも、コンセントとプラグはどっちがどっちなんだ?

セフレ:コンセントが「差し込み口」(挿(さ)される部分)で部屋の壁とかに備え付けてある方。プラグが「差し込む突起物」(挿(さ)す部分)が付いている方。

サブレ:そうしたら「プラグを挿(さ)して」と言うのが正しい表現なんだね。日常では「コンセントを挿(さ)して」と言うのが一般的なようだけど。

セフレ:そうだね。コンセントは「挿(さ)される」方だからね。でも、既に「コンセントを挿(さ)して」で広く認知されているから大丈夫だよ。正確に言いたいなら「コンセントにプラグを挿(さ)して」又は「プラグをコンセントに挿(さ)して」になる。

チフレ:日本語って難しいね。

セフレ:日本語についてもう一つ。コンセントとプラグのセットを日本語で何というか知ってるかな?

フレア:コンプラ。略してみた。

セフレ:違うよ。コンプラは、コンプライアンス(法令遵守)の略だよね。企業が法律や規則を守って経営することだよね。今では、倫理観や道徳観、多様性、社内規範といったことも尊重するのが一般的になってきてるね。

チフレ:プラコン。逆にしてみた。

セフレ:それも違うよ。プラコンは、プラスチックコンテナの略だよね。軽量素材のプラスチックでできた持ち運びが簡単にできるコンテナBOXだったり、使用しない時は折り畳んでコンパクトに収納できる優れモノだよね。

サブレ:日本語なんでしょ。じゃ、差し込み装置的な感じかな。

セフレ:意味的にはほぼ正解だよ。正解は「配線用差込接続器」と言います。

テブレ:絶対に分からないな。

カブレ:規格が違うということは、海外製のマウスやキーボードを買うと、日本のパソコンに接続できない(規格が違う)場合があるのか?

セフレ:現在では、パソコンにケーブル(有線)接続する際の規格はほぼUSBで統一されているので、海外の製品を買ったとしてもコンセントのような心配はないよ。

カブレ:よし。ハードウェアは大体理解したぞ。次にソフトウェアについて教えてくれ。


(BTS95に続く)

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