BTS(098)

フレア:ネット通販でのトラブル記事、知ってる?

サブレ:それ何?

カブレ:知らない。入金したけど商品が届かなかった的なモノか?

テブレ:配達された商品が写真と違っていたとか。それなら即、返品だろ。

チフレ:それって、最近ネットニュースにも出てた、日本円と中国元の話なのかな?

フレア:そう、それ。チフレよく知ってたね。

サブレ:何で日本のお金と中国のお金を間違えるの?

フレア:商品の値段表示に騙されたんだって。

チフレ:そうそう。円マークは日本だけのモノだと思ってたけど、実は違うんだね。

サブレ:円マークって「¥」のこと?

フレア:そう、それ。

カブレ:「¥」は昔から日本円の値段の表示として使われているんじゃないのか?

テブレ:「$(ドル)」や「£(ポンド)」と同じで世界標準なのでは?

フレア:どうも、それが「¥」は日本だけで使用するものではないらしいんだよ。

サブレ:どういうことなの?

セフレ:まずは、ネット通販トラブルに関するネットニュースから説明するね。

サブレ:よろしく。

セフレ:2023年4月19日に国民生活センターが公表したもので、ネット通販サイトにおける「¥」表記について注意喚起する内容なんだよ。

サブレ:どんな内容?

セフレ:1,680円だと思ってネット通販で購入したところ、約33,600円の請求を受けたということで、実はネット上で表示されていた値段が1,680元だったため日本円では約20倍(1元≒20円)の請求が来たということ。

サブレ:円と元は普通に間違えないでしょ。

チフレ:それが、日本でも中国でも金額を表す際にはどちらも「¥」を使用するんだって。

サブレ:じゃ、ネットには¥1,680と書いてあったということ?

チフレ:そう。

サブレ:でも、中国のネットショップならそもそも中国語で書いてあるから分かるでしょ。

セフレ:いや。そのショップは日本語で書いてあったので一般的には分からないよ。

サブレ:じゃ、何に注意すればいいの?

セフレ:通販サイトにおける金額表示について、最後までしっかり読んで確認するということだね。

サブレ:そもそも、何故、日本円の表示と中国元の表示が同じになるわけ。変えればいいでしょ。

セフレ:まず、日本円の通貨記号と中国元の通貨記号がどちらも「¥」であることは、間違いではないんだよ。

サブレ:じゃ、どうするの?どうやって違いを出すの?

セフレ:一般的にそれぞれの国内でのみ使用する場合は、日本も中国も「¥」の表示でいいのだけど、国外での場合は通貨記号の混乱を避けるために、日本円は「JPY」、中国元は「CNY」と表示するようにしているよ。

サブレ:そもそも同じ「¥」になった理由は?

セフレ:日本では、明治時代に欧米との貿易開始に伴い、欧米では日本の「円」を「yen」と記載しており、これは「円」の発音が「エン」よりも「イン」に近かったことと、欧米では既に「en」と表記する別の単語があったことから、「円」が「yen」と表記されその頭文字に二重線を入れ「¥」になったという説が有力らしい。

サブレ:中国の「¥」は?

セフレ:中国語では人民元を「レン・ミン・ユアン」と言い、「元(ユアン)」は英語で「YUAN」と表記するから「¥」になったという説があるよ。

フレア:ちなみに、日本国内での金額の表し方は、

    「¥」を使用した場合は、¥1,000-

    「円」を使用した場合は、金1,000円也、となるよ。

カブレ:確か、ドルは多くの国で使われていたと思うけど、それもみな同じ「$」表記なのか?

セフレ:紛らわしくないように区別して表記しているよ。

カブレ:どんなふうに?

セフレ:一例だと、オーストラリアドルはA$、カナダドルはCan$、香港ドルはHK$、ニュージーランドドルがNZ$、シンガポールドルがS$、台湾ドルがTW$、米国ドルがUS$・・・

サブレ:おなじドルだけど、表示か違うということはレートも違うんだよね。

セフレ:そうだよ。

フレア:みんな、ネットショッピングする際は通貨記号には注意しようね。

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