BTS(099)
フレア:前回は、通貨記号「¥」マークの話題だったけど、他に記号で気になるモノってあるかなぁ?
テブレ:日常生活では、いろいろな記号を見てるはずだけど、あらためてそう言われるとあまり思い出さないな。
カブレ:それ、普段から見慣れてるからだろ。
サブレ:例えば、記号というか、文字というか、そういうモノでもよければあるよ。
フレア:サブレ、それは何?
サブレ:「&」の文字又は記号。
セフレ:「●●と◆◆」みたいに、単語や文節を並べる場合に使う記号だよね。
フレア:「&」は記号でいいの?
セフレ:記号だよ。
チフレ:「&」は英語の「and」と同じ意味だし、同じ使い方だよね。
セフレ:そうだよ。
サブレ:「&」の読み方は「アンド」又は「アンドマーク」でいいの?
セフレ:日本では「アンドマーク」と呼んでも十分通用するけど、英語での正式名称は「アンパサンド」と言うんだよ。
カブレ:えー、初めて聞いたぞ。そんな名前。
テブレ:アンパンサンド?美味しそうだな。
フレア:何故そんな名称なの?
セフレ:その読み方は、もともとのラテン語が起源で「& per se and(アンド パ セ アンド)」という文節、意味は「"&" という文字それ自体が "and" という言葉を意味する。」からきているんだよ。
サブレ:発音「アンド パ セ アンド」がくっついて「アンパサンド」となったんだね。
チフレ:でも、その意味は当たり前のことを言ってるよね。
セフレ:「&」の名称(読み方)の起源はそのとおりなんだけど、「&」の記号(表記)はラテン語で「and」を意味する「et」の二文字がくっついたモノで、合字(ごうじ)と呼ばれるモノなんだよ。
フレア:「et」がどうやったら「&」になるの?
セフレ:「et」を筆記体で繋げて書いたモノが変形した記号なんだよ。
(※添付写真参照。写真の左の記号が中世の「et」の筆記体で、写真の右の文字が現在の「&」記号)
カブレ:あまりよく分からないな。
チフレ:そうだ、「&」は、実は27番目のアルファベット文字かも、という都市伝説を知ってる?
セフレ:チフレ、それ、都市伝説ではなくて本当の話だよ。
サブレ:子供の頃に習ったABCの歌の歌詞の最後のほうに、「♬~W、X、Y、and、Z~♬」と歌うから「and」=「&」が入ってるということかなぁ。
フレア:ABCの歌、懐かしいね。途中の「L、M、N、O、P」の部分が早口で一気に歌わないといけないから「エレメノピー」みたいになっちゃうよね。
テブレ:それ、分かる。結構な早口言葉チックになってたよな。
チフレ:でも、アメリカとかで歌われている「アップルパイABC」では、最後の歌詞が
「♬~X、Y、Z and ampersand、All wished for a piece in hand」(X、Y、Z、&、全員が手にした(アップルパイの)1ピースを望んでいました。)で、「アンパサンド」が出てくるからね。
セフレ:チフレ、よく知ってるね。実際に1800年代頃の欧米ではアルファベットは27文字と教えられていたんだよ。
サブレ:ところで、「&」の正しい書き方はどう書くの?
セフレ:「&」の書き順は、右下から書き始めるんだよ。
カブレ:それは一筆書きなのか?
セフレ:そう。一筆書きだよ。右下から始まって斜め左上に向かって直線を書き、上部で右側に向かって丸く円を書く。そこから左斜め下方向に8の字を書くように進み、下部で円を書いた後に、右斜め上に書いて止める。
カブレ:おー、慣れたら書きやすいかもな。
サブレ:正しい書き方、初めて習ったよ。
チフレ:数字の8を下から逆に書いた感じだね。
フレア:ところで、さっき合字(ごうじ)という言葉が出てきたけど、例えば「@」も合字なの?英語の他に日本語でも合字があるの?
セフレ:フレア、それ良い質問だね。次回は「@」と日本語の合字の話をしよう。
(BTS100に続く)
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