BTS(129)

(BTS128からの続き)


フレア:さあ、今回は終活についてきっちり教えてよね。

セフレ:合点承知の助!

チフレ:あー、それ、前回の江戸時代を引きずってるでしょ!

サブレ:どういうこと?

カブレ:当たり前田のクラッカー的なモノだろ。

テブレ:それなら、さよなら三角また来て四角もあるぞ。

サブレ:何、何? どういうことなの? 何が起きてるの?

チフレ:いわゆる駄洒落(だじゃれ)だよ。

セフレ:最近はほとんど聞かなくなったし、言う人が減ってきてるかもね。

チフレ:落語にも「何か用か(七日八日)、ここのかとおか(九日十日)」というのがあったよね。

セフレ:合点承知の助の原型は、歌舞伎「ういろう売り」にあって「おっと合点だ。心得たんぼ」というふうに使われてるよ。

フレア:そう言えば、がってん寿司承知の助という名前の回転寿司のチェーン店があるよね。それも関係あるの?

セフレ:一応関係あるみたいだよ。お店のホームページには、元禄寿司のフランチャイズだった時代に、店を盛り上げようと従業員が「がってん承知」コールを言い始めたのがその始まりなんだって。その後、独立してがってん寿司になったんだって。

チフレ:がってん寿司は、海の無い埼玉県発祥のお寿司屋さんなんだよね。

セフレ:今では埼玉県内に40店舗近くあり、海外にも進出してるんだって。

カブレ:そうなのか。がってん寿司は海の無い埼玉発祥だったんだな。それはそれは恐れ入谷の鬼子母神。

テブレ:そうで有馬の水天宮ってか。

サブレ:まだやってるよ。

セフレ:このような洒落た言い回しは、付けたし言葉、口合(くちあい)、地口(じくち)、無駄口(むだぐち)とも言われているよ。

テブレ:関西では、浪花シャレ言葉と言ってたかも。

チフレ:何だか楽しくなってきたね。

フレア:他には何があるの?

カブレ:何だ神田の大明神

テブレ:会いに北(来た)野の天満宮

セフレ:びっくり下谷(したや)の広徳寺

チフレ:驚き(木)桃の木山椒の木もいいの?

セフレ:いいよ。

サブレ:どんな場面で使うか知らないけど、あたりき車力よ車引きは?

セフレ:それもあり。当然だとか、当たり前であることの語呂合わせだね。

チフレ:最初に言ってた、あたり前田のクラッカーと同じだね。

フレア:結構、地名が使われているモノが多いね。

セフレ:そうだね。地名から、その地にゆかりのある名所や特産品なんかに繋がってるよね。神田は神田まつりが行われる神田明神(神田神社)が有名だし、最近ではアニメの聖地巡礼にもなってるよね。

サブレ:天満宮と広徳寺は?

セフレ:北野天満宮は、菅原道真を祀った学問の神としても知られていて、京都にあるよ。広徳寺は東京の下谷区(現在は台東区に合併)にあった敷地の大きなお寺で、現在は練馬区に移転しているよ。

カブレ:更に地名続きで、うそを築地の御門跡(ごもんぜき)

テブレ:その手は桑名(食わない)の焼き蛤

セフレ:堪忍信(しな)濃の善光寺

フレア:もういいよ。

テブレ:えっ。まだまだあるのに?

カブレ:もう少しやろうぜ。

フレア:もうやらない。そうは問屋が卸さない。

チフレ:それも、語呂合わせだね。

フレア:結局、今回も終活の話題に触れてないじゃないの。

セフレ:あっ。次回こそは必ず終活の話題にします。今回は、すいま千年、亀は万年。


(BTS130に続く)

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