BTS(145)
(BTS144からの続き)
フレア:お葬式1日目、逝去で知りたい事ある人いますか?
サブレ:はい。逝去、いわゆる死亡判定は誰がどのようにするの?
カブレ:病院で亡くなった場合はお医者さんが判断するんだろ。きっと。
テブレ:家で朝、起きてこなかった場合はどうするんだ?
チフレ:確かに。自宅で亡くなった場合はどうしたらいいのかな?
セフレ:かかりつけのお医者さんがいる場合は、お医者さんに連絡して来てもらって診察してもらうことだよ。
フレア:来てくれたお医者さんは何をするの?
セフレ:診察の結果として、死亡を確認し死亡診断書を書いてくれるよ。
フレア:何故?
セフレ:亡くなった方がもともと持病を持っていて、かかりつけのお医者さんに診てもらっていた場合は、そのお医者さんが死亡原因を特定できるからだよ。
フレア:死亡診断書は何のために必要なの?
セフレ:人が死亡したことを医学的・法学的に証明するもので、この診断書がないと火葬や葬儀の手続き、保険や銀行への届け出などもできないんだよ。
サブレ:発行には手数料とかかかるの?
セフレ:病院や死亡原因にもよるけどだいたい¥3,000-から¥10,000-が相場みたいだよ。
チフレ:何故、お医者さんが発行するの?
セフレ:正確にはお医者さんというよりは病院が発行するのだけど、死亡した際に、どのような状況で亡くなったのか、死亡に不審な点や不自然なところがないか確認するからだよ。
テブレ:死亡に不審な点や不自然なところがあった場合は?
セフレ:その場合は、警察に連絡がいって死体の検視又は検死を行うことになるよ。
テブレ:そうなのか。警察が絡むと面倒くさそうだな。それで、死亡診断書はいつどこに提出するんだ?
セフレ:死亡してから1週間以内に役場に提出するんだよ。でも、すぐに葬儀の手配などしなければならないので、大抵の場合は翌日に提出してることが多いみたいだよ。
チフレ:例えば、かかりつけの病院が無かったり、もともと健康でほとんど病院に行っていなかった場合は?
セフレ:いわゆる突然死に当たる場合だよね。まず、見て明らかに死亡してることが確実な場合は警察に連絡。まだ生死が判断できない場合は救急車を呼んだ方がいいよ。
サブレ:じゃ、外出先、旅行先で亡くなった場合は?
セフレ:それも突然死と同じで、状況を見て警察か救急車だね。ちなみに、事故死の場合は警察になるよ。
チフレ:自宅での突然死の場合、何故、警察に連絡するの?
セフレ:さっき、お医者さんが検視又は検死をして死亡診断書を発行する話をしたけど、突然死の場合は、警察の警察医又は監察医が検視をして死体検案書を発行してもらうんだよ。
チフレ:死亡診断書と死体検案書は同じモノなの?
セフレ:様式も効力も全く同じモノだよ。
サブレ:何が違うのだった?
セフレ:まず、死亡診断書はかかりつけのお医者さんが、故人の生前に診療していた病気などに関連して死亡したと認める場合に、死亡診断書を発行できるよ。
サブレ:死体検案書は?
セフレ:死体検案書は、ざっくり言うと、上記のそれ以外の場合に発行します。
カブレ:あれ、死体検案書は警察が発行するのでは?
セフレ:警察も発行できるし、お医者さんも発行できる。
カブレ:どんな場合に医者が発行できるんだ?
セフレ:お医者さんが、故人の生前において診察をしていなかった場合や、故人の生前において診察していた病気とは異なる原因で死亡した場合、死亡した状態で発見され死因が特定できない場合などに可能だよ。
チフレ:自宅での突然死の場合、警察署の人が来るまではどうしたらいいの?
セフレ:そこ、大事なところだよ。
テブレ:何が?
セフレ:自宅で亡くなった際に警察を呼んだ場合は、亡くなった状態のままにしておくべきだよ。遺体を動かしたり、遺体に触ったりしてはいけないんだよ。
テブレ:何故?
セフレ:遺体を動かしたりすると、警察から死亡時の証拠隠滅と疑われ、別途取り調べを受けることになるから。
フレア:入浴中に亡くなった場合でも?
セフレ:入浴中でもそのままにしておくことだよ。確認しやすいようにお風呂から出したり、服を着せたりすることもしないほうがいいよ。
チフレ:警察の検視は時間がかかるの?
セフレ:事件性がなければすぐ終わるよ。ただし、不審な点や不自然なところがある場合は、一旦警察署に移送して確認し、半日から1日程度で戻ってくるよ。
フレア:その場合、お金がかかるの?
セフレ:実際には検視の費用がかかるけど、自治体によっては公費負担になる場合が多いみたいだよ。
フレア:逝去だけでも、知らないことがたくさんあったね。次回は、葬儀社の手配について勉強しよう。
(BTS146に続く)
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