BTS(143)

(BTS142からの続き)


フレア:最初はお葬式の話題だよ。

カブレ:いきなり重たいテーマだな。

サブレ:でも、エンディングはここから始まるからいいんだよ。

チフレ:何回かお葬式に参列したことがあるけど、手順とか費用とかよく分からないよね。

テブレ:人生で喪主を経験することなんて、一度あるかどうかだからな。

フレア:経験したとしても、亡くなってから数日でバタバタと進んでいくので殆ど覚えていないと思うよ。

サブレ:一般的なお葬式の流れはどんなふうなの?

セフレ:一般的には、①逝去、②葬儀社手配、③搬送、④安置、⑤葬儀社との打合せ、⑥納棺、⑦通夜、⑧通夜振る舞い、⑨葬儀・告別式、⑩お別れ、⑪出棺、⑫火葬、⑬骨上げ、⑭初七日法要、⑮精進落とし、⑯四十九日法要、⑰納骨という流れだよ。

チフレ:儀式というか、やるべきことが結構多いんだね。

サブレ:17個、全てやらなければいけないの?

セフレ:あくまでもお葬式の一般的な流れであって、省略できる部分もあるよ。

テブレ:この17個は、亡くなってから何日でやるんだ?

セフレ:亡くなった初日(1日目)に①逝去、②葬儀社手配、③搬送、④安置、⑤葬儀社との打合せまで、2日目に⑥納棺、⑦通夜、⑧通夜振る舞い、3日目に⑨葬儀・告別式、⑩お別れ、⑪出棺、⑫火葬、⑬骨上げ、⑭初七日法要、⑮精進落としまで。そして、49日目に⑯四十九日法要、⑰納骨をするよ。

チフレ:亡くなってから3日間で一気にお葬式が進むんだね。

フレア:この中に、分からない言葉がたくさんあったよ。

テブレ:言葉は分かっても、具体的に何をするのかが分からないな。

サブレ:細かい決まり事とか、慣習とか、ルールとか、タブーとかありそうだよね。

カブレ:地域や宗教によっても違いがあるんだろうな。

セフレ:まあ、ネットで調べれば全部分かるんだけどね。一番簡単で安心なのは葬儀社に相談してお任せすることだよ。

フレア:そういう意味では、エンディングノートは重要かもね。人間は絶対に死ぬのだから、あらかじめ葬儀社を決めておいて、どういう流れで葬儀をするか、費用はいくらにするのか相談して決めてエンディングノートに書いておけばいいよね。

サブレ:その場合は、家族の誰かが喪主をすることになるのだから、本人と葬儀社の他に家族の主要な人も含めて相談したほうがいいよね。

チフレ:何だかお葬式が凄く心配になってきた。葬儀社とか火葬場、お墓などの事前相談会とか研修ツアーとかやってないのかな?

セフレ:あるよ。

カブレ:まじ。そんなものまで商売になってるのか。

セフレ:事前相談は葬儀社に連絡すれば個別に対応してくれるよ。また、終活バスツアーは何種類かあって、旅行会社が企画するツアーや、葬儀社、霊園・墓地、墓石・石材屋が企画する終活バスツアーなどがあるよ。

フレア:旅先で何やるの?実際に誰かのお葬式を見学したりするの?

セフレ:一般的に、会議室での終活セミナー、納棺体験、遺影撮影会、模擬火葬、振る舞い料理の試食(昼食を兼ねる。)、霊園・墓地見学、最後に相談会って感じかな。

カブレ:参加費用はいくらなんだ?

セフレ:旅行会社の企画だと8,000~10,000円くらい。葬儀社などの企画だと3,000~5,000円くらいだね。

テブレ:値段がそんなに違うのか?

セフレ:旅行会社の場合は、儲けが加味されていることと、都内を出発地とし高速を利用し、それなりに旅行感覚と見栄えのある地方の場所に行って、帰りに観光地を数か所訪れて帰ってくるパターンが多いよ。

フレア:葬儀社の場合は?

セフレ:葬儀社などの場合は、儲けよりも、いざというときに当社をご指名くださいとの宣伝を兼ねているので安く設定し好感度を上げる作戦だよ。行先もグループ会社だったり日頃からお付き合いのある霊園などを選定しているからね。ただし、地方で開催することが多いので、現地集合の際は集合場所までの電車代は個人負担になるよ。

サブレ:葬儀社などのツアーは、集客の一環なんだね。

セフレ:そうだね。人は必ず死ぬことになっているから、その分野での葬儀社や霊園・墓地、お寺などは集客にしのぎを削っているよ。

フレア:終活ツアーの主催者とか、説明者は何か教育を受けたり資格を持った人なの?

セフレ:それは次回説明するね。


(BTS144に続く)

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