BTS(200)
(BTS199からの続き)
フレア:まずは、牡丹(ぼたん)と芍薬(しゃくやく)の違いから。
セフレ:牡丹は、ボタン科ボタン属の落葉低木で木の仲間なんだよ。大輪の花を付けることから、昔から「花の王様」と親しまれてきた花なんだよ。
フレア:芍薬は?
セフレ:芍薬も、ボタン科ボタン属なんだけど、多年草で草の仲間なんだよ。牡丹に比べると花が少し小さいのだけど、結婚式のブーケなどに使われることが多いよ。
フレア:花が咲く時期は同じなの?
セフレ:牡丹が4月から5月頃に咲き、芍薬は5月から6月頃に咲くよ。
フレア:牡丹と芍薬を見分ける手段はあるの?
セフレ:主に、葉っぱ、蕾、枝で見分けることができるよ。
フレア:どう、違うの?
セフレ:牡丹の葉っぱはツヤがなく、ギザギザした切り込みが入ったような形をしていて、芍薬の葉っぱは細長く少し丸みをおびていて、厚みとツヤがあるのが特徴なんだよ。
フレア:蕾の違いは?
セフレ:牡丹は、蕾の先が少し尖った形をしていて、芍薬の蕾は丸く、蕾から蜜が出てベタベタしているんだよ。
フレア:じゃ、枝の違いは?
セフレ:牡丹の枝は、茶色くなっている部分があり、一目で木ということが分かるよ。成長すると1mから2mくらいの高さになって、枝分かれして横に広がっていくよ。芍薬は、春になると芽を出して、枝分かれせずにまっすぐに50cmから60cmくらいに育ち、茎先に花を1つだけ付けるんだよ。
フレア:牡丹と芍薬は分かった。次は躑躅(つつじ)と皐月(さつき)をお願い。
セフレ:躑躅は、ツツジ科ツツジ属で落葉高木。種類が800種近くあると言われているよ。道路の脇や公園などでよく見かけるよね。また、アザレアやシャクナゲも躑躅の一種だよ。
フレア:皐月は?
セフレ:皐月もツツジ科ツツジ属なんだけど、常緑広葉樹の低木で50cmから150cm程の高さだよ。盆栽や鉢植え、庭木として鑑賞されることが多いよ。
フレア:咲く時期も違うの?
セフレ:違うよ。一般的に躑躅が4月から5月で、皐月が5月から6月に咲くよ。
フレア:見分け方は?
セフレ:葉っぱ、花、おしべの数に違いがあって、躑躅の葉っぱは5cm程度の大きめで、葉っぱに光沢が無く、楕円形をしていて、触った感じは柔らかめだよ。一方、皐月の葉っぱは3cm程度の小ぶりで、表面に光沢があり、やや尖った葉先で、触った感じは硬めだよ。
フレア:花の違いは?
セフレ:躑躅の花は大ぶりで豪華な感じで、皐月の花は小ぶりで愛らしい感じだよ。
フレア:おしべの数は?
セフレ:躑躅のおしべは、5から10本だけど、皐月のおしべは5本なんだよ。
フレア:最後に、綾目(あやめ)と菖蒲(しょうぶ)の違いは?
セフレ:それは、次回にしよう。
(BTS201につづく)
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