BTS(192)
サブレ:関東地方の桜はそろそろ終わりだね。
チフレ:今年の満開時期は、雨が降って春の底冷えで寒かったからあまり楽しめなかったよ。
セフレ:満開の時期が、ちょうど平日だったね。
カブレ:でも、お花見はやったぞ。寒かったけど。
サブレ:寒い場合の花見酒は、やっぱり熱燗がいいよね。
チフレ:お酒の他に、お団子とか桜餅も必要でしょ。
セフレ:桜餅と言えば、関東風と関西風があるの知ってる?
サブレ:知らないよ。何が違うの?
チフレ:桜餅は、薄いピンク色の生地であんこを包み、更に塩味のきいた桜の葉で巻いた和菓子でしょ。
セフレ:そう。その薄いピンク色の生地が、関東風と関西風では違うんだよ。
カブレ:桜餅の生地は、おはぎの中身としても使うもち米をピンク色に染めて巻いたモノだろ。
セフレ:それは関西風で、道明寺(どうみょうじ)と呼ぶんだよ。
サブレ:関西風は、お饅頭みたいな感じなのかな。
チフレ:私が知ってるのは、細長く巻いてるタイプの桜餅だけど。
セフレ:それが関東風で長命寺(ちょうめいじ)と呼ぶんだよ。
サブレ:違いは何?
セフレ:関東風の長明寺は小麦粉で作った生地で巻いていて、関西風の道明寺はもち米で作った生地で包んでいてもちもちした食感があるよ。
サブレ:中身の餡子に違いはあるの?
セフレ:桜餅の餡子は、一般的にはこし餡が多いみたいだけど、つぶ餡も売ってるみたいだよ。
カブレ:関西風のもち米生地の場合は、こし餡がいいよな。
サブレ:そうだね。もち米とつぶ餡の粒が食感的に被るかもね。
チフレ:ついでに、おはぎとぼたもちの違いは分かるかな?
サブレ:知ってるよ。おはぎがつぶ餡で、ぼたもちがこし餡だよ。
カブレ:食べる時期の違いもあるぞ。秋の彼岸がおはぎで、春の彼岸がぼたもちだな。
セフレ:じゃ、おはぎとぼたもちの名前の由来を知ってるかな?
サブレ:萩と牡丹だったりして。
セフレ:当たりだよ。おはぎは秋に花を咲かせる萩に見立てて四角やひし形に作り、ぼたもちは春の花である牡丹に見立てて丸く作るんだよ。
カブレ:そうなのか。形にも違いがあるんだな。
セフレ:お団子についての話題もあるけど、それは次回に。
(BTS193につづく)
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