BTS(178)
(BTS177からの続き)
フレア:2024年の最終回だよ。
サブレ:四十九日法要と納骨のお話ね。
カブレ:さぁ、1年をビシッと締めくくろうぜ。
チフレ:亡くなってから49日目は、故人の来世の行先(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上のどれかの世界)が決定する日だったよね。
セフレ:そうだね。だから、四十九日法要は故人が成仏するためや、忌中が明けるための区切りとなる重要な法要なんだよ。四十九日法要に引き続き納骨式を行うことが多いね。
テブレ:じゃ、四十九日法要と納骨式は同じ日にするんだな。
セフレ:そうだよ。
フレア:四十九日法要のために準備することは何?
セフレ:まずは、開催日と場所を決めないといけないよ。
サブレ:四十九日法要は、ちょうど49日目に実施しないといけないの?
カブレ:そうだよな。平日の場合はどうしたらいいんだ?
セフレ:参列者が集まりやすい土日にする場合もあるよ。でも、その際は49日目よりも前日に実施するよ。
サブレ:会場はどこがいいの?
セフレ:お墓のある菩提寺、自宅、斎場などでできるよ。特に菩提寺がある場合は、住職と相談して決めるのがいいよ。
チフレ:菩提寺ならば、そのまま納骨に移行できるから便利だね。
フレア:他に準備することは?
セフレ:そもそもなんだけど、お墓が無い場合は、お墓の準備が必要。それから本位牌(ほんいはい)。あと、法要後の食事(お斎(おとき))の手配も。
カブレ:確かに。お墓が無いのでは納骨ができないな。
チフレ:でも、最近では樹木葬とか海洋葬とか、お墓が無くても大丈夫でしょ。
セフレ:その場合は、樹木葬を受け入れてくれるお寺や霊園、海洋葬の場合は主催社を押さえておく必要があるね。
フレア:本位牌って何?
セフレ:まず、位牌とは、故人の霊魂が宿るとされるもので、仏壇に安置するものなんだよ。そして位牌には、故人の戒名や没年月日などを記載した本位牌と、葬儀の際に祭壇上に安置する何も書いてない白い木の位牌(白木位牌(しらきいはい))があるよ。
テブレ:何故、白木位牌が必要なんだ?
セフレ:当然なんだけど、故人が亡くなる前にあらかじめ位牌を準備することができないから、葬儀から四十九日法要までは白木位牌を使用し、四十九日法要までに本位牌を作ってもらうからだよ。
サブレ:なるほどね。
セフレ:四十九日法要では、魂入れと呼ばれる儀式があって、この儀式で白木位牌に宿っていた個人の霊(魂)が本位牌へと移るんだよ。
フレア:次、お斎(おとぎ)とは?
セフレ:法要を執り行ってくれた僧侶に対するお礼として振舞う食事のことで、みんなで故人を偲びながら食事するんだよ。
チフレ:卒塔婆(そとば)も準備するの?
セフレ:その準備も必要だね。
サブレ:卒塔婆って何?
チフレ:お墓の後ろや横に立ててある1~2mほどの縦長の板のことだよ。
サブレ:おぉ。見たことある。意味は知らんけど。
セフレ:卒塔婆は、追善供養の目的で立てるんだよ。
カブレ:故人のために善行をすることな。
サブレ:何か字が書いてあるけど、あれ何?
セフレ:卒塔婆とは、そもそも五輪塔(ごりんとう)を簡略化したもので、五輪塔とは仏教における宇宙を構成する空・風・火・水・地の要素で構成されたものなんだよ。
フレア:で、何が書いてあるの?
セフレ:表には、上から梵字(ぼんじ)で「空・風・火・水・地」、その下に戒名、その下に年忌を、裏には、上から梵字で供養する日に縁のある十三仏の名前、その下に建立年月日、施主名を書くんだよ。
フレア:そうなんだね。分かった。そろそろ終わりにするけどいいかなぁ。
サブレ:四十九日法要の流れは?
セフレ:一般的に、参列者が集まったら、僧侶が入場し施主(主催者)が挨拶したら、僧侶による読経と参列者による焼香、その後、僧侶による法話(仏教の教えに基づいたお話)、引き続き納骨式をして、会食(お斎)で終了だよ。
カブレ:あと、納骨がまだだぞ。
チフレ:納骨は、このシリーズの話題のところどころであったよね。
サブレ:樹木葬とか海洋葬の話もあったね。
テブレ:お墓の場合はカロートに納めるんだったよな。
セフレ:そうだね。納骨に関しては既に説明してるよね。
フレア:じゃ、これでやっと終活・エンディングノート・お葬式関連の話題が全て終了だね。一年間お疲れさまでした。
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