BTS(160)
フレア:時間を戻すよ。サブレの「打合せする際に、お葬式をお願いする側として何か準備しておくことがあるの?」(BTS159)に対するセフレの「そうだね。最低でもお葬式の宗派、規模、予算を決めておいた方がいいよね。」から再開だよ。
カブレ:その後のテブレの質問「宗派は大事なのか?」からズレていったんだよな。
フレア:宗派の質問は終わったから、規模や予算について、何故、決めておく必要があるのかセフレが解説して。
セフレ:了解です。
サブレ:規模とは具体的に何を指すの?日数?人数?会場の大きさ?お葬式のランクみたいなもの?
セフレ:お葬式の規模と言った場合は、だいたいがお葬式の形式や参列者の人数を指すよ。
チフレ:でも、形式や人数は予算とも微妙に関係してくるのでは?
セフレ:微妙ではなく、大いに関係してくるよ。お葬式の規模(形式、人数)と予算は比例する関係になるよ。
フレア:でも、お葬式の形式なんてよく分からないよ。
セフレ:その場合は、参列者として予想される人数と予算がある程度決まっていれば、葬儀社の方からその人数と予算で収まる範囲のお葬式の形式を提案してくれるから安心だよ。
サブレ:であれば、安心だね。
カブレ:他に決めることは無いのか?
テブレ:葬儀の場所とか日時はどうやって決めるんだ?
セフレ:まず、お葬式の場所は依頼した葬儀社が所有している又は関連会社が所有している一番近い斎場になると思うけど、お葬式の規模(形式、人数)が決まらないと決定できないよ。
サブレ:どうして?すぐに斎場を押さえないといけないでしょ。
チフレ:そうだよ。すぐに親戚や友人に訃報(ふほう)を出さなければならないから。
セフレ:それは分かるけど、斎場の中のどの会場(部屋)で実施するかを決めるためにはお葬式の規模(形式、人数)が必要なんだよ。
フレア:訃報ではお葬式について伝える必要があるの?
カブレ:その前に訃報の目的や意義は何なんだ?
セフレ:そもそも訃報とは、人が亡くなったことを知らせることだから、お葬式について伝える必要は無いのだけど、お通夜やお葬式の詳細(日時や場所)などの葬儀案内も含めて実施するのが一般的になっているんだよ。
テブレ:どうやって伝えるんだ?
セフレ:家族で分担し電話や電報で伝えるやり方が一般的だったけど、最近ではファックス、メール、SNSを利用しているよ。
フレア:で、どんな内容を伝えるの?
セフレ:必ず伝えるべき内容は、故人の氏名、亡くなった日時、喪主、連絡先だよ。訃報に葬儀案内も含める場合は、お通夜やお葬式の詳細(日時、場所など)も伝えるよ。また、家族葬などの身内だけでする場合は参列、香典、供花、弔電について辞退する旨を連絡することになる。更に、先方から尋ねられた場合に亡くなった時の年齢、死因などについて伝えるっていう感じかな。
チフレ:亡くなった年齢って享年(きょうねん)のことなの?
セフレ:そうだよ。没年齢を位牌に記載する際に享年又は行年(ぎょうねん)と記載しているよ。
テブレ:ん?位牌に記載する文字が2種類あるということか?
セフレ:そう。宗派などによって違うみたいだよ。
フレア:享年と行年の違いが気になるでしょ。それ教えて。
セフレ:享年は亡くなった年齢を数え年で表した年齢で、行年は亡くなった年齢を満年齢で表した年齢だよ。
チフレ:あー、そういうことなのね。
テブレ:数え年と満年齢の違いは?
チフレ:数え年は、誕生日に関係なく全員が1月1日に1歳年をとるという数え方で、生まれたらすぐ1歳になるんだよ。
サブレ:そうなると、1月生まれと12月生まれでは1歳として過ごす期間が違うということだね。
セフレ:そう。12月31日に生まれた場合は、生まれた12月31日に1歳、翌日の1月1日には2歳になることになるよ。
チフレ:12月生まれの人は損だよね。次に、満年齢は生まれた時は0歳で次の誕生日に1歳になるという数え方で、一般的に使われているのが満年齢になるんだよ。
セフレ:そうだね。日本では1950年に年齢のとなえ方に関する法律が施行されて満年齢の表記が一般的な年齢表記として決められたんだよ。
カブレ:年齢の違いは分かった。じゃ、葬儀の日時を決めるために必要になると思う火葬場の予約とかどうするんだ?
セフレ:それは次回に教えるよ。
(BTS161につづく)
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