BTS(147)
(BTS146からの続き)
フレア:今回は最近のお葬式のやり方の話だよね。
セフレ:前回の一般葬、樹木葬、生前葬とかについてだよね。
チフレ:散骨の話もあったと思うけど。
セフレ:それもあったね。なので、お葬式と納骨(散骨も含む。)に分けて、今回はお葬式のみの話題で進めよう。納骨(散骨を含む。)は別途、話題にするよ。
カブレ:葬儀は何種類ぐらいあるんだ?
セフレ:参加者の範囲や規模、日数などによって7種類くらいに分かれるかな。
サブレ:どんなお葬式があるの?
セフレ:一般葬、家族葬、一日葬、直葬(火葬式)、自由葬、樹木葬、生前葬あたりかな。
フレア:ひとつずつ簡単に説明して。
セフレ:まず一般葬は、宗派や地域の慣習に従って行う、いわゆる伝統的なお葬式だよ。
チフレ:参加者が一番多くて、費用も一番多くかかるお葬式の感じだよね。
セフレ:そのとおりで、参列者として故人と親しかった友人や知人が招かれ、生前に付き合いのあった方が参加するお葬式だね。
サブレ:お葬式の流れは?
セフレ:一般葬の場合は、家族や友人などの親しい人が集まって最後の夜を過ごす通夜から始まって、翌日には家族や友人の他に親戚、職場の人や地域の人が集まって葬儀と告別式。その後、場所を変えて火葬、骨上げ(遺骨を骨壷に入れること。)までかな。
カブレ:香典が最も期待できる葬儀だな。
セフレ:でも、その分、出費も多いよ。
チフレ:どんなところにお金がかかるの?
セフレ:参加者が多いお葬式なので、多くの人が参加できる斎場の手配、運営スタッフの確保が必要だし、参列者や弔問者に対する精進落とし(飲食)や香典返し(返礼品)の費用が多くなるね。
サブレ:参列者が多いと、遺族(故人の家族)は参列者対応に追われてしまい、故人とのお別れどころではないかもね。
セフレ:そうならないためにも、ある程度の出費を我慢してお葬式の段取り・準備・当日の進行などは葬儀社にお任せした方がいいのかもね。
フレア:家族葬はどんな感じなの?
セフレ:家族葬は、親族やごく親しい友人のみで行う、故人とのお別れをメインとした身内的な内輪的なお葬式だよ。
サブレ:ということは、遺族が参列者の対応に追われることなくお葬式をすることができるんだね。
チフレ:当然、参列者が少ないから費用も抑えられるんだよね。
セフレ:そうだよ。サブレ、チフレの言うとおりだよ。遺族の労力や費用の面での負担が小さいお葬式だよ。また自宅葬といって自宅で通夜・葬儀などを実施することで更に経費が節約できる場合もあるよ。
チフレ:であれば、最近は自宅葬が増える傾向にあるのかなぁ?
セフレ:そうとも言えなくて、自宅葬はお葬式全体の5%程度だと言われてるよ。
テブレ:何でそんなに人気が無いんだ?
セフレ:自宅葬は、棺の運び出し、霊柩車の運行、近隣住民への配慮から郊外の一戸建てに限られている傾向にあるからだよ。また、家族葬や自宅葬は、故人の地位や立場によっては本当に家族だけでお葬式を行っていいかどうかの判断が必要になる場合があるからだよ。
カブレ:それは、後になってから葬儀に参列できなかった人から不満がでるということか?
セフレ:そう。故人の生前においてお世話になった方は恩義を感じているだろうから、葬儀の際は必ず参列して故人を偲びたいと思っている人はまだまだ多いと思うよ。
フレア:その場合はどうするの?
セフレ:別途、お別れの会や偲ぶ会を開くこともあるよね。
フレア:次は、一日葬について教えて。
セフレ:一日葬は、通夜を実施せず葬儀・告別式・火葬までを1日で行うスタイルで、遺族の負担や、遺族と参列者の経費や時間を抑えられるという理由からだんだん多くなってきているよ。
フレア:じゃ、全て一日葬でいいのでは?
セフレ:実は、先祖代々のお墓があるお寺(菩提寺という。)によっては、それぞれの宗派に基づくお葬式のやり方があるので、菩提寺がある家庭では通夜などを省略する一日葬ができない場合があるんだよ。
フレア:あー、そういうこともあるんだね。次、直葬にいってみよう。
セフレ:直葬は次回にまわそう。
(BTS148につづく)
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