さちこの部屋(011)
「姿勢改善って何のため?」〜その3〜
本来、頸椎は緩やかなカーブを描いていますが、長時間の不良姿勢から弯曲がなくなり、頸椎が真っ直ぐになり頭が前に出てしまうとストレートネックを引き起こしてしまいます。
ストレートネック、最近は「スマホ首」なんて言い方もありますね。
スマホを使用する際はほとんどの方がうつむいていらっしゃるのではないでしょうか。
つまり、うつむいた状態で長時間のスマホ使用や読書、高すぎる枕での睡眠がストレートネックの原因に。
頭の重さは約4〜6kg、500mlのペットボトルなら約10本分の重さになります。
さらに、うつむく角度が30度なら首にかかる負担は約18kg、45度ならその負担は約22kgにもなってしまいます。
これだけの負担が首周りの筋肉や神経にかかることで、首こり、肩こり、頭痛やめまい、吐き気、酷くなると手や腕の痺れに繋がってしまいます。
私は身体の痺れを経験したことがないのですが、経験者の方々から伺うと単純な痛みより不快に感じることもあるそうです。
まずは枕が高すぎないか確認。高いようであれば、すぐに買い替えられない場合は、タオルを使ってマットレスと枕の高低差を調整してみてくださいね。
また、スマホを使用する際はスマホを持つ腕の脇の下に反対側の手を挟んでみましょう。
頭を真っ直ぐ正面に向けて操作するのが理想ですが、ずっと持ち手の腕を上げたままは疲れますよね。
脇の下に反対側の手を挟むことで高さも上げられますし、持ち手側の腕を支えることができ、腕の疲れを軽減できます。
あとは、ご自分の正しい頭の位置を知ることも大事です。
ざっくり言うと、横から見て肩の延長線上に乳様突起(耳の後ろのポッコリ出ている部分)がある位置が理想です。
正しい位置が把握できたら、鏡やガラスに自分の姿が映る機会にちょこちょこチェックするようにしましょう。
不良姿勢のほとんどは、日々の生活習慣から。
常に意識するのは大変でも、1日のうちに何度かチェックし意識することが改善の第一歩です。
ストレートネック改善のための体操もありますが、文章だと伝わりにくいので、レッスンにお越しの際に個別に質問してくださいね。
〜その4〜に続きまーす!
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