さちこの部屋(017)

「Stretch!」(1)


 皆さんは、日常生活の中でどのくらいの頻度でストレッチをしていますか?

 体育館やスポーツクラブでレッスンを受けたり、筋トレをした後にストレッチマットの上で必ずやっている方、毎日お風呂上がりにやっている方、面倒くさくてあんまり…という方、それぞれとは思いますが、今回はストレッチについて書いてみようと思います。

 私も昔は忙しさにかまけて、レッスンの前後にちょちょっとストレッチをするくらい…なんてこともよくありましたが、若い頃はそれでも翌日には疲れが取れていたものです。

 ですが、加齢により前日の疲れが一晩眠っただけではだんだん取れにくくなり。

疲労が溜まっていたり、身体が固まってしまっているとレッスンで動き辛いこと!

動き辛いと当然パフォーマンスも落ちますし、大好きなダンスをしていても楽しくない…。

 という事を自覚した数年前からは、時間を捻り出してストレッチを積極的に行うようになりました。

 まず、毎日身体が軽い!

 身体を動かすのが楽なので、次々に用事がこなせます。

 そして怪我をしなくなりました。

 私たちの仕事はどうしてもオーバーユースになりやすく、そこから怪我や痛みに繋がりやすいのですが、そういったことも無くなりました。(あ、3年前に仙骨骨折しましたが、あれは不慮の事故なので除外します。)

 ストレッチは運動があまりお好きでない方も気軽に取り組めますし、日々多忙な生活を送っている方もすき間時間に行うこともできます。

 食事をしたら当然使った食器を洗って片付けますよね。

 同じように運動をしたら必ずストレッチをセットで行いましょう。

 運動をしない日も、お仕事や長時間同じ姿勢をする際は、合間合間に、終わった後に簡単なストレッチを。

 姿勢についての記事でも書きましたが、人間の身体は動かさないとどんどん固まっていきます。

 例えば、ずっと背中を丸めた姿勢を続けていると、大胸筋が縮みっぱなしになり、背中の筋肉が衰えて筋バランスが崩れ、常に縮んで固まっている大胸筋に引っ張られて猫背や巻き肩になりやすくなります。

 また、広背筋が固まっていると、二の腕が引っ張られてバンザイした時に腕が頭の横に上げづらくなります。

 関節の可動域が制限されれば正しい姿勢を維持しにくくなり、見た目も老けて見えますし、あちこちイテテ…っていうことに。

 毎日健やかに、ストレスなく過ごすために是非騙されたと思ってトライしてみてくださいね。

 Toningのレッスンではストレッチのポイントも解説しています。

 皆さんがレッスンで行っているごくポピュラーなストレッチも、鏡を見ながらお一人ずつチェックすると、やり方を間違えて覚えてしまっている方がとても多いのです。

 せっかく身体をほぐそうと思って貴重なお時間を割いて取り組んでも、間違った認識によって実はあまり伸びてなかった…とか、効果的ではない上に怪我のリスクや他の筋肉に必要のない負荷がかかってしまっていた…となってはもったいない!

 ほんの少しのコツで、同じ30秒を使っても効果が全く違ってきます。

 レッスンの前後や休憩時間に、振付けのことだけではなく、ストレッチに関する質問も遠慮なくお声がけくださいね。

 ストレッチについてのお話しは次回に続きまーす!

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