さちこの部屋(030)

Chit Chat(8)「おひとり様生活」


 私が離婚したことは昨年ラストのブログ上で発表しましたが、周囲の方々のリアクションは本当に温かいものでした。

 確かに今どき離婚は珍しいことではなくなりましたが、何しろ私は2度目ですし、さすがに2度目はちょっとどんなもんかいな…と。

 皆さん気を使ってくださったのでしょう。

 「さっちゃんが幸せなら」

 「おー、おめでとう!」

 「なんか、スッキリしたいい顔してるじゃん」 等など。

 もちろん「えー…」と思った方もいらっしゃるでしょうが、そこは皆さん大人の対応でそっとしておいてくださいました。

 改めて、皆さんの懐の深さに感謝しております。

 最初の離婚後は、まだまだ未熟な若者だったこともあり、ちょっと鬱っぽくなっていましたね。

 ただ、あの当時はまだ今ほど鬱がポピュラーではなかったので病院で診断を受けたわけではないですが、あくまでも今思い返せば…ということです。

 なので今回離婚を決意したことを姉に伝えると、それはそれは本人以上に心を傷めて心配してくれました。

 ちなみに親はというと、父は元々自由人、姉以上に心配性の母は認知症が日に日に進んでいて、私が離婚して家を出たこともわかっているのかいないのか…。

 でも認知症でなかったら、きっとめちゃめちゃ心労をかけてしまうことになったでしょうから、この場合に限って認知症になっていたことで余計な心労をかけずに済んでほっとしています。

 さてさて、姉には多大な心配をおかけしたのですが、「おひとり様生活」を始めてから、快適!でしょうがない😆

 仕事や所用で出かけると、我が家に帰宅するのが楽しみで楽しみで。

 古いながらも住めば都。

 何よりも嬉し驚きだったのが、「あ、時間全部自分のために使っていいんだ!」ということ。

 当たり前のことですが、子育てが始まったら全て子供中心に。

 子供たちの手が離れても、働く主婦はやること盛りだくさんできりがないですよね。

 それが24時間、しかも毎日全部自分のためだけに時間を使って🆗…✨

 若い頃に一人暮らしをしていた時は、慣れない家事をしながら生活することで親への感謝の気持ちが湧いたものでしたが、今や家事スキルは当然身に付いていますし、5人分の食事を作っていたことを思えば1人分の食事を用意するなんておままごとに等しい。

 朝食、昼食は簡単なものですが自宅で自炊。(何なら買いに行く方が面倒くさい。)

 夕食は毎日フルに主菜、副菜2品を作るわけではないですが、以前も書いたように鍋を作ったら数日食べられますし、そこにメインの肉料理か魚、生野菜、冷蔵庫にストックしてある漬け物等を用意したら、短時間で完璧な献立の出来上がり。

 もちろん、仕事の都合でそれすら用意できない時はコンビニで買ったレトルトカレーとかで済ませてしまうことも。

 今どきのレトルトカレー、1食分で300円くらいのものだと十分満足できるクオリティーの高さ✨

 さすがに5食分のパックで200円以下の激安商品だと「ん、普通」ですが。(あくまで個人の感想です。)

 そして実際の食事の内容より嬉しかったのが、好きな時間に用意して、好きな時間に食べて良いということ。

 家族と暮らしていると、家族それぞれのタイムスケジュールに合わせなくてはならないこと、たくさんありますよね。

 お風呂に入るにしても誰かと一緒に暮らしていると、汗ビッショリで帰宅してすぐにシャワーを浴びたくても、誰かが入っていたらブルブル震えながら待たなくてはなりません。

 掃除も「あ、この隙間時間に掃除機かけちゃおう!」と思っても家人が散らかしまくっているリビングでは、それらの物をそれぞれの持ち主の部屋に運ぶ作業から始めなくてはならず、そんなことをしているうちに次の仕事にとりかかる時間になり、思うように掃除も捗らない。

 「何故みんなそれぞれ自分の個室があるのに、私物をリビングや洗面所、キッチンに持ち込み放置するのか?!」とキーっ!💢となっていました。

 旦那さんは所詮他人で価値観の違う家庭で育ったわけですから仕方ないとしても(いや、それでも共働きなんだからやって下さい😑)、子供たちには幼い頃からお片付けに関してはきっちり躾けたつもりですが、なかなか定着しなかったですね。

 リビング、キッチン、洗面所やトイレ、玄関はいわば公共の場。

 家族といえどもみんなが使う場所は綺麗に保つようやんやとうるさく言ってきたのですが…。

 でも最近では娘が私と同じことがストレスになってきたらしく、やはり主婦目線だったり、ハウスキーピングをする責任感みたいなものが芽生えないと理解してもらえなかったということでしょうか。

 でも主に家事をやっているはずの元夫は相変わらずリビングの一角に自分の巣(?笑)を作っているので、違うか😅(円満離婚なので、今でも用事があれば普通に元の家に行くので目撃しています。)

 今は誰も散らかす人がいないので、毎日出勤する前に掃除機をかけられるので、ノーストレスです。

 私が若い頃に一人暮らしをして親の有り難みがわかったように、特に娘は同性だからか同じように感じているようです。

 でもうちの娘、ちょっとおもしろい子なので、先日も娘から「マイナンバーカード、どこにあるの?」とLINEがきたのですが、「いやいや、おかんが知るわけないやんΣ(゚Д゚)」と返信しました。

 マイナンバーカードは私が引越してから作ったと聞いていたので、いくら母でもそれの保管場所知ってるわけないでしょう…笑

 これまでは個人の私物以外は私が管理、保管をしていたので、何でも「お母さーん、〇〇はどこ?」と毎日毎日何でも母に訊くという生活(何なら個人の私物の在り処も訊いてくる。)でしたから仕方ないとはいえ、さすがに一緒に暮らしていないのだから、逆に今でも全部把握してたらそっちの方が怖いわ…😱

 元々私は若い頃から、一人でショットバーに行ったり、一人で外食、一人で映画…なども平気なタイプだったので、今はコロナ禍であまり行かなくなりましたが、感染が落ち着いた合間を見計らって一人で行きつけのお鮨屋さんや居酒屋に行ったりします。

 自宅で一人で宅飲みするのも、あまり侘しいとは思いません。

 急に一人になって、寂しくないのかと姉や友人たちが心配してくれていましたが、いやいや、毎日仕事に行けばMoovaのみんなやレッスンにお越しくださっている皆さん、スタッフさんや同僚の先生と他愛ない話しで盛り上がってますし、自宅にも美トレのお客様がいらっしゃれば、トレーニングの前後にお喋りしてますし、子供たちもちょこちょこご飯食べに来たり泊まりに来たり。

 買い物に行けば、地元でお仕事してますから、ほぼ毎回「先生〜♪」とお声がけいただきます。(そんなささいな交流も嬉しいので、どうぞ今後も遠慮なくお声がけください😊)

 特にヤオコーに行こうものなら、野菜売り場で1人目、鮮魚売り場で2人目、乳製品売り場で3人目、レジで4人目…と1回の買い物で4人くらいのお客さんとお会いすることも。

 その度に短いながらも井戸端会議になりますし、毎日誰かしらからLINEがきてやり取りしていたりと、何なら唯一の休日の金曜日はなるべく人との約束は入れずにおひとり様時間を確保したいくらいです笑

 女性はコミュニティを作るのが得意な生き物ですし、地元で働いていること、そして子育てをしてきたことでとても素敵なママ友たちとも交流があります。

 人は一人では生きていけないもの。

 ですが良いご縁にたくさん恵まれ、おひとり様生活をしていても私はいつも大勢の方に支えられ、決して一人で生きているわけではないと日々実感しているので、1ミリも寂しさを感じないのでしょう。

 本当に有り難いことです✨

 もちろん、気楽なおひとり様生活と引換えに自分で自分の生活の面倒をみていく…という大変さはあるのですが、もうお互いに愛情がないのに冷え切った結婚生活を死ぬまで送るより、そちらのリスクを選びました。

 天に召される間際にならないと、どちらが正解だったのかはわからないでしょうが、いつまでも迷ってウロウロしているよりとりあえずチャレンジしてみる方が性に合っているので。

 さて、おひとり様生活でGETした自分の時間を使って、今度は何をしようかな~。

 今年はMoovaの記念すべき10周年!

 コロナ禍でできることは限られてしまうでしょうが、皆さんに少しでも楽しんでいただけるよう、10周年記念事業に色々とトライしていきますね!

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