さちこの部屋(054)

「覚えるって大変!」〜その1〜


 朝活第2期の講座も半分が過ぎました。

 参加者の皆さん、それぞれ本当に頑張ってくださっていて、熱意がヒシヒシと伝わってきます。

 習熟度の個人差はあるものの、お一人お一人が講座スタート前よりも確実に上達されてきていて、嬉しい限りです😊

 半分過ぎて感じたことは、上達が早い方は通常のレッスン時にも、もの凄く集中して私の動きを見てくださっています。(朝活第1期の時と同様、通常レッスンの最中にも私は朝活参加者の皆さんの動きを見ていますよ。)

 「見る」とはどういうことか。

 シンプルな動きほど、勘違いして覚えてしまっていらっしゃる方が多いように思います。

 例えば単なるサイドステップでも、上半身を踏み出す足の側に開いているのか、上半身は真っ直ぐ正面なのか。

 上半身をサイドに開くかどうかで体幹の筋肉の使い方やストレッチの入り方が全く違うものになります。

 その他、骨盤の位置、つま先の向き、腕を上げる角度など、細かいことを上げればきりがない程です。

 単に有酸素運動をして汗をかいて楽しむ、脂肪燃焼する、ということであれば細かいことは気にしなくても良いかと思いますが、カロリー消費量を増やしたい、ダンスのスキルアップをしたいということであればやはり動きの正確さを追求することが大事です。

 もの凄く集中して見ている方は、その正確さを見抜く力を磨いているわけです。もちろん見抜くだけでいきなり上達するわけではないのですが、自分は何ができていないのか?ということに気がつくことが上達の第一歩です。

 気がつくことができれば、あとは正確な動きを理解し、ひたすら反復練習して身体に定着させるだけ。

 朝活第2期でひたすらラテンダンスの基本的な歩き方を練習していると、歩いているだけなのに皆さん大汗かいていらっしゃいます。

 それだけ普段から身体の隅々まで使わずに何となく動いているということなのです。きちんと体幹を使って動くと、ただ歩くだけでもかなりの運動量、そして腹筋、背筋も使います。

 ただ、この正確な動きで歩く…というのが皆さんいわく激ムズらしいです(笑)

 右足から一歩目を出すのはできても、左足から一歩目を出すのは混乱してしまう…😣💦

 私も毎回新曲を覚える時は、久しぶりの動きがあると忘れてしまっている時もあり、数日かけて練習します。

 その動き自体を思い出しても、その後の振付けの繋がりが以前と違えばスムーズに次の動きに移行できるよう、さらにノンバーバルキュー(次の振付けは何かを皆さんにお伝えするための、言葉ではなく身振り手振りを使っての合図。)をわかりやすく入れるための練習などなど。

 散々練習しても、なかなか身体に定着しない曲もあります。

 これまでも「先生はどうやって曲を覚えているんですか?」と質問を受けたことがありますが、自分の頭の中だけで覚えただけではダメなんです。(私の場合)私は覚えたことをアウトプットするとしっかりと定着します。

 このあたりは長くなるので、来週に続きまーす!

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