さちこの部屋(076)
「先週の続き」
さて、先週の続きです。
新年早々、身体を張って自力で洗濯物を回収する羽目に陥った私ですが、無事に回収したあと昔の記憶が蘇ってきました。
あれは約20年くらい前のこと。
うちの長男がまだ1歳の頃、その頃はふじみ野市のマンションの3Fに住んでおりました。
長男が子供向け番組に夢中になっている間に、毛布を取り込もうとベランダに出ました。
リビングからベランダに出る窓を閉め、毛布をはたき、さぁ窓を開けてリビングに戻ろうとすると窓が開かない😱
なんと、この間まで窓の鍵に手が届かなかったのに、いつの間にやら背伸びをすれば手が届くようになっていたらしい。
そこのマンションの窓の鍵は、上から下にレバーを下げると閉まるタイプ。
ちょうど背伸びをしたらギリギリ指が引っかかり、踵を下ろしたところレバーも下がり鍵がかかってしまったよう。
ひ~っ!
幼い我が子にベランダに締め出されてしまった!!
窓をドンドンと叩き、テレビを観ている長男を呼び寄せ、鍵を開けるよう大声とジェスチャーで指示を出してみたものの、わけが解らずギャンギャン大泣きするだけ。
まだ午後14時頃、ダンナが帰宅するまでは6~7時間はある。
それまで1歳児を放置するわけにもいかず、しかも携帯も部屋の中…。
これは困った。
何とかせねば!
ベランダから下を覗き、通りがかった見知らぬ女性を大声で呼び止めて事情を説明し、マンションの管理人さんに伝えていただいた。
間もなく管理人さんがお隣さんのベランダに来てくださり、ガラス屋さんを呼んでもらうことに。
すぐ近所にもガラス屋さんはあったはずだが、何故か手配してくれたガラス屋さんは川越の方。
ガラス屋さんが到着するまでにそれから2時間くらい待つことに。
お隣さんとは顔を合わせれば挨拶する程度で近所付き合いはなかったのだが、親切にお盆にのせたお茶とお茶菓子を差し入れしてくださった。
ベランダに置いてあったキャンプ用の椅子に座り、寒さを凌ぐため毛布にくるまり、お茶をいただきながらガラス屋さんを待つ。
晴れてはいるものの、2月の寒空の下、上着も着ていない私はブルブル震えながらひたすら待つ。
長男は、テレビを観ながら楽しそうに踊っていたが、飽きると窓際に来てギャン泣き。
泣きたいのはこっちだってー😭
ガラス屋さんがお隣さんのベランダから到着し、窓を割ってもらい鍵を開け、何とか室内に戻れたが、窓の修理代で2万くらいかかってしまった。
くっそー😢
これは長男に締め出された1回目。
1回目ということはありますとも、2回目が。
2回目は長男が2歳くらいの頃だったか。
保険センターと子供のワクチン接種の件で電話で話していた際、かまってもらえなくてふてくされた長男がマンションの通路側の窓からオモチャをポイポイと投げ散らかした。
それらを拾うために通路に出て、玄関ドアを開けようとしたら、やられた…チェーンがかけられている。
くっそー、あんたのワクチン接種のための電話、そしてあんたが散らかしたオモチャを拾いにいったのにこの仕打ちかーいっ!
さて、どうする?!
ベランダの窓は開いていたはず。
ベランダから入るしかない。
両隣はお留守だった。
そこでさらにもう一つお隣りさんのチャイムを鳴らす。
中学生の娘さんが一人でお留守番をされていたので、事情を説明、そこのお宅のベランダを通していただくことに。
まずは不在だったお隣さんのベランダにつっかけを投げ入れ、裸足でベランダの柵によじ登る。
中学生の娘さんが「だ…大丈夫ですか?💦」と心配そうに声をかけてくれたので、「万が一私が落ちたら、救急車を呼んでください!」と言い残し、不在だったお隣さんのベランダへ。
そこのマンションのベランダ側の窓は全戸リビングに面しているので、「居留守を使ってて、実はお隣さんが家にいらしたら超恥ずい…いや、それどころか不法侵入でヤバい…。どうかほんとに不在でありますように!」と願いながらお隣さんのベランダを小走りに通過。
そしてもう一度同じ手順でベランダの柵によじ登り、自宅ベランダに到着。
開いていた窓から入室完了。
すぐに菓子折りを買いに行き、ベランダに通してくださった中学生の娘さんの親御さんと、ベランダに不法侵入してしまったお隣さんが帰宅した頃お詫びに行った。
「え?!ベランダを伝っていったんですか?!」とギョっとされたが怒られはしなかった。(皆さん良い人ばかり…その節は大変お世話になりましたm(_ _)m💦)
そしてそれから数年後、長男が10歳の時「締め出され事件」3回目が!!
来週に続く!
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