さちこの部屋(078)
「閉め出されシリーズ最終回」
思いがけずシリーズ化してしまった「閉め出され事件」エピソード。
いよいよ最終回です。
ベランダの柵をつたって無事に家の中に入れたものの、後日マンションの理事会に元夫が参加した際、「お子さんに閉め出されて、ベランダをつたった奥さんがいたらしいよ。」と噂になっていたそうな。
もちろん元夫は「へ〜、そうなんですか。」と関係者であることは1ミリも顔に出さなかったそうだが。
その後まもなく、そのマンションから三芳町の戸建てに引越したのだが、引越しを終えてまたすぐに閉め出され事件発生。
5回目!!
この時はどういう経緯で閉め出されたのか記憶が定かではないのだが、とにかく長男にやらかされたということと、どうやって家の中に戻ったのかだけは覚えている。(あまりにもいろいろとやらかされているので、軽く片付いた案件は記憶が薄れるのであろう。)
その当時の家は、角地にある2階建ての戸建て住宅。
玄関から入れなかった私は、2階の開いていた窓からの侵入を試みた。
お隣さんとの境界のブロック塀によじ登り、そこから庭に設置してある物置きの屋根の上へ。
上ってみてわかったのだが、物置きは屋根(天井?)の上が意外とボヨンボヨンでその上を歩いたら物置きの天井が抜けてしまわないかと不安に。
天井部分の縁(骨組み的な所)は固くしっかりとしていたので、平均台の半分くらいの細さの縁の上を歩き、そこから自宅の2階のベランダによじ登り、なんなく2階の窓からご入室。
マンションの時に比べたら、3階じゃなくて2階だし〜、万が一落ちても庭はコンクリじゃなくて土だし〜、と「余裕、余裕!」という感じだった。(もはや感覚がマヒしている笑)
子供3人の育児をしてきたが、思えば全て長男に閉め出されている。
しかも、よくよく思い返してみたら3回じゃなく5回も!
初めての育児でより大変だったということもあるだろうが、とにかく長男は何かと手のかかる子だった。
長男の子育てエピソードは数多あるが、この「閉め出され事件」の数々は他所様にご迷惑をおかけするし、私は命懸けだしで強く記憶に残っている。
閉め出される度に、夫から「お前はなんでそういうことをするんだ!!」って怒られたが、だって大泣きしている幼い子がいるのにそうするしかなかったんだもーん😑(後半は長男泣いてないけど、どっちみち家に入れなきゃ困っちゃうし。)
でも、この歳になっても、さらに長男が関わっていなくともお隣さんの屋根によじ登る羽目に陥るとは。
もうそういう星の下に生まれついているのでしょう。
そういえば、姉が先日Moova掲示板に私の幼少期のエピソードとしてブロック塀の上をよく歩いていた件を投稿していたが、あれはこれらのミッションを完遂するための練習?
全ては運命づけられていたことなのか?
神様のお導き?(大袈裟…笑)
別に「高所平気症」というわけではなく、普通に高いところは怖いんですけどね。
このシリーズを書き出して、子供に閉め出された経験があるか知人に訊いてみたところ、「閉め出したことはあっても、閉め出されたことはないわよー!」とのこと。
あの当時もママ友に話してみても、誰もそんな羽目に陥っている友人はなく、「なんで我が家だけ…?!😭」と思ったものだ。
知人では共感してくれる人はいないが、昔「九死に一生」とかいうTV番組で、同じように幼い子に閉め出されてマンションのベランダをつたった母親のエピソードを視たことがある。
てことは、これらの件はTV番組で扱われるくらいレアケースなのだろうか。
これを書いているうちに、もう1つ記憶が蘇ってきた。
高校生の頃、その当時は板橋区の2階建ての戸建て住宅に住んでいたのだが、学校から帰ると鍵を持っていなかったことに気づき、ブロック塀から1階の屋根のひさしを経由し、2階の兄の部屋の窓から入ったことがあった。
…長男、関係ないじゃーんΣ(゚∀゚ノ)ノキャー
10代の頃からそんなことやってんじゃーん!(我ながら呆れる…😑)
またいつか不可抗力の事由により、どこかによじ登ることになるかもしれないので、身体を鍛え続けるしかないのね!(いや、もっと気をつけて生活しなよ…私😑)
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