BTS(101)
(BTS100からの続き)
フレア:今回は、前回の続きで日本の合字(ごうじ)についてのお話だね。
セフレ:ちょっと待って。その前に、前回のドメインの話の続きで、ドメインの「ne」とか「co」とかを取得して使用するためには費用がかかるんだよ。
カブレ:なーにー。無料じゃないのか?いったい何処のどいつがお金なんて取るんだ?
テブレ:今時は、何をするにもお金が必要なんだな。
サブレ:そうだよ。時間外でATMを利用すると手数料が取られるし、銀行の両替でも手数料を取られるし、2023年8月からは「P●●P●●」は残高チャージした際にその金額を携帯電話料金に上乗せした支払い(合算支払い)する際には、毎月2回目以降の残高チャージではチャージ金額の2.5%を手数料として取るんだって。
カブレ:QRコードを利用したキャッシュレス決済が不便になるじゃないか。
テブレ:それだと、2回目に¥10,000-チャージしたら¥250ーの手数料ということだよな。
フレア:それは「P●●P●●を解約しろ」ということなのか?
サブレ:いや、会社としては「P●●P●●後払い」や銀行口座登録を推奨したいらしいよ。
セフレ:ドメインの取得に話を戻そう。
フレア:そうだったね。
セフレ:そもそも日本国内において「.jp」のドメインを管理している組織(JPRS:日本レジストリサービスという会社)があって、ドメイン取得会社を通して申請するんだよ。申請に当たっては、初期登録費用、年間更新費用と取得会社への手数料が必要になる。
カブレ:いくらかかるんだ?
セフレ:「ne.jp」の場合、初期登録費用が約2万円で年間更新費用が5,000円程度。手数料はドメイン取得会社に応じてまちまちだね。
チフレ:「.jp」のドメイン名は日本だけど、それぞれの国ごとにドメイン名があるの?
セフレ:そうだよ。ドメイン名の一番右側(最後)をTLD(トップ・レベル・ドメイン)と呼んで、アメリカでは「.us」中国では「.cn」と決まっていて、世界では約250のTLDが存在しているよ。
チフレ:それ、世界中で誰が管理しているの?
セフレ:ICANN(アイキャン)という国際的な非営利組織が約250全てのTLDと、それぞれのTLDを管理する会社(日本では先ほど出たJPRS)を管理していて、ドメイン名の他に、IPアドレスなどのインターネットに関連するモノを一元的に管理しているよ。
テブレ:例えば、ドメイン名の最後(TLD)が「.jp」ではなく「.com」の場合は誰が管理しているんだ?
セフレ:確か「.com」を管理しているのは、アメリカの「ベリサイン」という企業だったと思うよ。ちなみに「.jp」や「.com」にあたるTLDは、「国や地域に属するもの」と「国や地域に属さないもの」に別れているよ。
フレア:そろそろ、本題の日本の合字に話を戻そう。
セフレ:そうだったね。合字は英語ではLigature(リガチャー)と言い、複数の文字を合成して一文字にしたもので、日本語では合字の他に、抱き字、連字とも呼ぶこともあるよ。
サブレ:日本語での使用例は?
チフレ:単位を表す「粁」(キロメートル)は「千」+「米(メートル)」、「粍」(ミリメートル)は「毛(ミリ)」+「米」で、「瓩」(キログラム)は「千」+「瓦(グラム)」、「瓱」も「毛」+「瓦」で合字でしょ。
セフレ:そうだね。日本の漢字ではあまり多くないけど
「麿」(麻+呂、歩味方:まろ、意味:自分、己)
「粂」(久+米、読み方:くめ、特段、意味はない)
「杢」(木+工、読み方:もく、意味:大工)
「袰」(母+衣、読み方:ほろ、意味:鎧の背中側に付けた布製の飾り)
「塰」(海+士、読み方:あま、意味:海に潜り貝類や海藻などを採る人)
「𡍄」(土+居、読み方:どい、意味:土を盛り上げて作った土手、堤)などの人名、地名、職業を表すモノが多いね。
カブレ:漢字じゃなく、平仮名は無いのか?
セフレ:平仮名だと、
「よ」と「り」をくっつけた「ゟ」(読み方:より)
「こ」と「と」をくっつけた「͡͡と」(読み方:こと)などだね。
片仮名だと、
「コ」+「ト」をくっつけた「ヿ」(読み方:コト)
「ト」と「モ」をくっつけた「𪜈」(読み方:トモ)があるね。
フレア:調べてみるといろいろあるんだね。勉強になったよ。
テブレ:でも、平仮名、片仮名、漢字の合字は今後とも使うことは無いだろうな。
0コメント