さちこの部屋(103)
chit chat(23)〜おはようおじさん〜
ここ数ヶ月、イラっとする…とまではいかないが、モヤっとすることがある。
昨年秋、我が家の2階にトルコ人男性が引越してきた。
日本語はカタコトだが、顔を合わせれば笑顔で挨拶をし、感じの良い方なのだが、彼(〇〇ットさん)が越してきてからしばらく経って「あん?🤨」と思うことが度々ある。
今回はそのうちのひとつ、「おはようおじさん」の出現について。
我が家は1階に大家さんの会社の若手従業員が暮しており、2階は元々空家だったが、〇〇ットさんが昨年秋に越してきた。
そして私が3階。
今年に入って間もなくの頃からだったか、ある朝突然、我が家の目の前の道路に車を停め、車の窓を全開にして2階の〇〇ットさん宅めがけ、「おはよーぅ!!〇〇ット、おはよーぅ!!!」とご近所中に響き渡るボリュームで挨拶をする男性が出現した。
早朝6:00過ぎ。
私はその時間には起きているのだが、まだ町内はし~んと朝の静けさ真っ只中。
「朝から元気な人だなー…」くらいにしか思わなかったのだが、それ以来ほぼ毎日のように「おはようおじさん」はやって来る。
〇〇ットさんも大家さんの会社で働いていらっしゃるようだし、「おはようおじさん」も白の軽トラに道具類一式積んで、頭にタオルを職人巻きしているところを見ると(うちの窓から見下ろせる)、やはり大家さんの会社の方なのであろう。
出勤するのに〇〇ットさんを車で拾いに来ているのか?
いや、〇〇ットさんは自転車通勤だ。
では1階の従業員を迎えに?
いや、1階からは無反応。
「おはようおじさん」が声をかけると、〇〇ットさんは2階の窓を開け、カタコトで挨拶を返しているだけだ。
例)※()内は私の心の声
おはようおじさん➡「おはよーぅ!!〇〇ット!、おはよーぅ!!」(今日もボリュームMAXかーい)
〇〇ットさん➡「オハヨゴザイマース」(何なら〇〇ットさんの方が気を使っているのか小声気味やん)
おはようおじさん➡「おはよう、〇〇ット!早いね!元気?」(「早いね!」って、早いってわかってんなら、その大音量はいかがなものか)
〇〇ットさん➡「ハーイ、ゲンキデース。アリガトゴザイマース。」(〇〇ットさんも、気にかけてくれて有難いと思いつつ、内心めんどくせーなぁと思っているのでは…だって「おはようおじさん」が出現した日でも〇〇ットさんが休日なのか外出する気配なし、という日もあったし)
といったぐあい。
爽やかに朝のご挨拶をする…というのは素晴らしい。
だが、時間考えろよー😑
先週はとうとう5:08に出現、新記録を打ち立てた!
しかも2日連チャンで。
「おはようおじさん」は年の頃、30代半ばくらいだろうか。
ご自分は職人さんなので朝が早いのは普通のことなのかもしれないが、世間の皆さんはまだ寝ているか、起きていたとしても近所迷惑にならないよう、静かに朝のルーティンワークをして過ごされている時間帯。
大の大人が何故そんな当たり前の配慮ができないのか。
当初はびっくりからの、イラっとからの、さらに最近では諦めに近い気持ちになっている私。
大家さんから注意していただこうかとも考えたが、近頃は逆恨みして暴挙に出るわけのわからない方もいらっしゃるので、娘が同居している今、娘に何かあったら…と思い直訴は断念。(昨年、人違いだったとはいえ怪文書が届いて大層怖い思いをしたので、わけのわからない人とは極力関わりたくない。)
それに明らかな近所迷惑行為とはいえ、時間帯さえ間違えていなければ、母国を離れ、遠い異国の地で一人頑張って働いている〇〇ットさんを思いやっての行動。
「おはようおじさん」はきっと面倒見が良い、心根の温かい人なのであろう。
まあ、それにしても気遣いからの声かけなら、お互いに窓を開けてLINE電話を使ってとか、身振り手振りを交えて小声で、とかにしてくれや…とは思っている。
うちが窓を全部閉めていても明確に聞き取れる、大音量でのご挨拶。
絶対、向こう三軒両隣の住人の方々も💢っとなっているはず。(だって、うちの隣の隣のお宅はいつも7:00にアラームが鳴っているので、その時間までは寝てたいってことだもんねー)
親切心からの行動とはいえ、自分の行為が周囲に多大な迷惑をかけていることに気づけない「おはようおじさん」。
そのうちご近所の誰かが警察に通報して注意勧告されるんじゃないだろか。
うちの娘も「げーっ😨」とうんざりしていたが、先日「もう、時を告げる鳥とか、そういう生き物だと思うことにしよう😑」と言っていた。(娘よ、うまいこと言うね)
「だねー😔」と同意したものの、その直後の早朝5:08出現。
「鶏の方が時間予測できる分マシじゃね?」と我が家の窓から「おはようおじさん」を2人で見下ろしながら苦笑いしたのであった。
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