BTS(104)

(BTS103からの続き)


フレア:今回は、前回からの引き続きで洪水の話だよね。

サブレ:でも、そもそも洪水は、台風とか大雨とかで二次的に発生する災害だよね。

セフレ:二市一町に関係する河川の洪水や氾濫では、荒川水系に属する柳瀬川が富士見市と三芳町、新河岸川がふじみ野市と富士見市に、荒川そのものが富士見市を流れていて、氾濫した際の洪水予測エリアも示されているよ。

チフレ:柳瀬川も三芳町内を流れているの?

テブレ:確か、東竹間沢(志木市民体育館)辺りは一部が三芳町に入っていたと思うよ。

カブレ:あー、あの辺は三芳町と所沢市、新座市、志木市、ふじみ野市が入り組んで接近してる地域だからな。

フレア:具体的な洪水エリアが分かるの?

セフレ:柳瀬川の場合、関越自動車道から新河岸川と合流する志木市役所一帯にかけて洪水になるエリアが設定されている。

テブレ:ということは、志木市役所周辺は洪水の際に真っ先に逃げないといけない場所だな。

セフレ:そうだね。新河岸川の場合、東武東上線の北東側の地域で、イオンタウンふじみ野から志木市役所一帯にかけて洪水となるエリアが設定されている。

サブレ:そうなると、ふじみ野市役所や富士見市市役所も洪水の際には危ないよね。

セフレ:ついでに、荒川が氾濫した場合も、新河岸川と同じエリアが洪水になる。

フレア:台風やゲリラ豪雨(線状降水帯)が発生した場合は注意しないといけないね。

テブレ:二市一町には防災放送があるから聞き逃さないようにしないとな。

チフレ:大雨による土砂崩れとかは大丈夫なの?

サブレ:二市一町内には山が無いから、その心配は無いでしょ。

セフレ:いや、山が無くても土砂崩れの可能性はあるよ。

チフレ:何処?

セフレ:土砂崩れが起こる可能性がある地域を土砂災害警戒区域として指定していて、ふじみ野市には元福岡地区に1カ所、富士見市には諏訪・鶴馬地区の富士見江川の近傍に10カ所、水子地区の国道463号線沿いに5カ所ある。三芳町には無いよ。

チフレ:でも、土砂崩れはいつ発生するか予測不可能でしょ。

フレア:だいたい大雨が降った後だというのは分かるけど。

セフレ:一般的に次のような現象が確認できたら、警戒区域近傍の人たちは避難した方がいいよね。斜面に亀裂ができる。斜面が膨らんで見える。斜面からパラパラと小石が落ちだす。斜面から異常な音(山なり、地鳴り)が聞こえる。付近の湧水が濁ったり、水の噴出がある。付近の湧水の増加、減少、枯渇が発生する。

サブレ:そういったことは、日常生活の中であまり気にしてないかも。

カブレ:あと、火山噴火は大丈夫なのか?

セフレ:埼玉県に影響がありそうな火山は、富士山と群馬県の浅間山あたりかな。

チフレ:溶岩とか流れてくるの?

セフレ:いや。火山による災害で二市一町が影響を受けるのは、噴火による火山灰が降り積もる程度だよ。

フレア:どれくらい積もるの?

セフレ:風向きにもよるけど、約2~5cmとの予測が出てるよ。

サブレ:積もると言えば、年に1・2回、雪が降るよね。

テブレ:積もっても数cmで決して大雪とは言えないけど、たまに降る雪対策として毎年、スタッドレスタイヤに履き替えてるぞ。

フレア:雪道に慣れていないから、スタッドレスタイヤは必需品だよね。

サブレ:ところで、二市一町の災害に関して、調べたり確認したりする方法はあるの?

セフレ:二市一町それぞれで、ハザードマップや避難所マップ、防災ガイドブックを作成しホームページで公開してるよ。

チフレ:それぞれ役所が作ってるの?

セフレ:そうだよ。ふじみ野市では、危機管理防災課が避難所マップ、地震ハザードマップ、洪水ハザードマップを作成してる。富士見市は、危機管理課が防災ガイドブック、地震ハザードマップ、洪水・内水ハザードマップを、三芳町は、自治安心課や道路交通課が防災ガイドブック、地震ハザードマップ、洪水ハザードマップ、内水ハザードマップを作成している。

フレア:ハザードマップは何が書いてあるの?

セフレ:ハザードマップは、自然災害が発生した際の被害を予測し、被災地域や被害の範囲、避難場所や避難経路などを地図上に表したものだよ。

カブレ:いろんな種類があるのか?

セフレ:一般的に洪水、内水、土砂、地震、火山防災、津波、高潮の7種類があるよ。

フレア:それぞれどんな内容が書いてあるの?

セフレ:洪水ハザードマップには河川が氾濫した場合の浸水地域、浸水の深さ、避難場所と避難経路などが、内水ハザードマップには豪雨による大雨での浸水地域、浸水の深さ、避難場所と避難経路などが、土砂災害ハザードマップは土石流やがけ崩れ、地すべりの発生危険地域が、地震災害ハザードマップは地震発生時の被害範囲、建物被害予測、液状化地域、避難場所と避難経路など、火山ハザードマップは火砕流、溶岩、泥流、噴石、降灰等の影響範囲などが、津波ハザードマップは津波が陸上へ押し寄せた場合の浸水地域と浸水の深さなど、高潮ハザードマップは海水が堤防を越えた場合の浸水地域と浸水の深さなどが図解で書いてあるよ。

チフレ:それを見ると何が分かるの?

セフレ:住んでいる地域の各種災害に関する危険度、近所の避難場所や避難経路、土砂崩れなどの危険区域が分かるから、避難のための手段や方法、住宅の耐震性向上、浸水対策の検討、いざと言うときのために準備しておく防災セットや備蓄品の検討、場合によっては引越しのための転居先の選定などかな。

チフレ:なるほど。そういうことに利用できるんだね。

サブレ:じゃ、防災ガイドブックは?

セフレ:防災ガイドブックは、日頃から防災に関する準備や知識を深めていただき、いざ発生した際に適切な行動をとることで、災害から身を守ることを目的として作成しているんだよ。

フレア:それぞれどんな内容が書いてあるの?

セフレ:各家庭において防災対策について考える際の一助として活用できる内容、すなわち災害時の備えや災害時の行動のほかに、避難所での健康管理、災害や避難に関する情報の収集方法などが掲載されていて、災害対策として見落としやすい点も防災ガイドブックを活用することで確認と十分な準備ができるんだよ。

チフレ:見落としやすい点はどんなのがあるの?

セフレ:主に3つあって、一つ目が家具の転倒防止。

カブレ:寝ている時に地震が起こって、家具の下敷きになったらヤダな。

セフレ:そうならないためにも、あと倒れた家具が室内からの脱出経路を塞いでしまわないように、日頃から家具を固定して安全対策をすることが必要だよ。

テブレ:百均なんかでも、転倒防止のための防災グッズが売ってるよな。

セフレ:次が、非常用持ち出しグッズの準備。

サブレ:水、缶詰、乾パンとかだね。

セフレ:水道や電気、ガスが止まっても2・3日生活できるだけの食事を含む日常生活用品を非常用持ち出しグッズとしてまとめ、一つのリュックやカバンに詰めておき、いつでもサッと持ち出せる場所に準備しておけば、災害が発生した際に素早く避難行動ができるよね。

チフレ:でも、何を準備したらいいか迷っちゃうよね。

セフレ:そんな人のためにも防災ガイドブックは活用できて、非常用持ち出しグッズの例として、大人や子供別、男性・女性別、季節別に書いてあるので迷うことなく準備できるようになっているよ。

フレア:どれぐらいの数量を準備すればいいの?

セフレ:それも防災ガイドブックに、大人・子供別、季節別の準備量や備蓄量が書いてあることもあるよ。

サブレ:最後の3つ目は?

セフレ:最後は、防災情報の入手のやり方。

カブレ:それ一番大事かもな。

セフレ:災害情報や災害に関する警報などの情報を、様々な方法で入手できるよう、防災ガイドブックに防災情報の入手方法が書いてあるよ。

フレア:具体的には何から情報が入手できるの?

セフレ:市町村のホームページ、気象庁のホームページ、市町村の防災無線、公共テレビやラジオ、市町村のLINEやTwitter、市町村の防災メルマガや防災ポータル、携帯電話やスマホの緊急速報やYahoo防災速報などがあるよ。

テブレ:いろいろと詳しく書いてあるんだな。

セフレ:地域によっては地震や風水害、火山などの自然災害だけではなく、大規模爆発、コンビナート火災、テロなどの危機への備えについて書いてあるものもあるよ。

チフレ:最近は外国人で移住している人も多いから英語版もあるといいよね。

セフレ:ほとんどの市町村では、日本語の他に英語、中国語と韓国語で書いているモノがあるよね。

フレア:災害はいつ発生するか分からないから、一度読んでおいたほうがいいかもね。

サブレ:うん。たまには確認しておかないとね。

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