さちこの部屋(106)
「小さな夢」〜その2〜
「職場からの帰り道に呑み屋」の他にも、こうなったらいいなーと思っていたこと。
①「行きつけのお鮨屋さんがあったらいいなー」
うちの父は酒豪で、若い頃はしょっちゅう呑み歩いていたようだ。
中でも、当時住んでいた自宅から徒歩で行ける範囲に父の行きつけのお鮨屋さんがあり、たまーに家族を連れて行ってくれたこともあった。
普段父は一人でお店に行き、他の常連のお客さんたちと談笑しながら、カウンターでお鮨屋さんのおつまみを肴に(お鮨屋さんのおつまみ、美味しいですよね✨)日本酒を呑み、お鮨を数貫食べて〆る、というような楽しみ方をしていたらしい。
まだ小学生だった私は「ふーん…」としか思わなかったが、大人になってお酒を嗜むようになってから、粋だなーと憧れを持つようになった。
私もいつか絶対行きつけのお鮨屋さんを見つけるぞ!と意気込んだものの、回転寿司ならともかく個人経営のお鮨屋さんて敷居が高くて入り辛い…そしていくらかかるのか怖くて飛び込みで入りにくーい。
だがある日、体育館のレッスンによく参加してくれていた女性と立ち話をしたところ、個人経営のお鮨屋さんの娘さんだとわかり、「予算はこのくらいって事前に言ってくれたら大丈夫ですよ!」とお店の場所を教えていただいた。
わーいっ😆
これが行ってみたら、娘さんの作るおつまみは絶品だし、お鮨もネタがぶ厚く満足度高し。大将や女将さんとも仲良くなり、それからお小遣いが許す限り通いつめた。
多い時は週に2回。
子供たちや友人、お客さんと行くこともあれば、一人でふらっと行って居合わせた常連さんとお喋りしたり。
現在はコロナ禍があったり、娘さんが就職されてお店に常時いることはなくなったこともあり、時おりランチに行って一人で軽く昼呑みするくらいになってしまったが、私の大好きなお店だ。
もう大将も年齢的にしんどいようだが、できる限り長く営業を続けてほしいなー。
②「自宅にバーカウンターが欲しい」
若い頃、友人たちと「将来の夢は?」というテーマでお喋りしていた時のこと。
友人たちは、こんな仕事に就きたい、専業主婦になって3食昼寝付きで暮らしたい、海外で暮らしたいなどと話していたが、私は「一人暮らしして、バーカウンターがあっていつでも好きなカクテルが飲めるような家に住みたい!」と宣言した。(何ならバーテンダーのバイトをしてみたいとその頃思っていた。)
現実は、結婚して3人の子育てをしていたら、優雅に自宅のバーカウンターでカクテル…なんて夢のまた夢。
が、子供たちも大きくなり、離婚して一人暮らしをしている今、今こそその夢を叶えるチャーンス!
本式のバーカウンターは無理だとしても、キッチンとトレーニングスペースの間にカウンターを置こう!
ということで実際にカウンターを置いてある。
まあ、ほとんどは朝食、昼食を簡単に済ませる際と、パソコン作業をしたり、振付けを考えたり、仕事場として使用する、という感じだが。
でも、お酒のストックがたくさんある時はカウンターの側面にずらりと陳列したり(お酒がいっぱい並んでると豊かな気持ちになるー✨)、友人が一人で遊びに来た際にカウンターを挟んでもう一つ椅子を出して、呑み屋のママとお客さん状態で一緒に呑んだり。
本式のバーカウンターがあったとしても使いこなせないだろうし、今の自分にはちょうどいいのかなと。
本人が満足しているので、これも「小さな夢」が叶ったとしよう。
③「50になってもGパンを穿(は)いていたい」
中学生の頃だったろうか、同級生と話していて、おばさんになったら…みたいな話題になった。
他のみんながなんと言っていたかは記憶にないが、私は「50歳くらいのおばさんになっても細身のGパン(言い方が昭和…笑)穿きたいなー。」と話していたことは覚えている。
あの当時は50のおばさんはものすごーっく「おばさん」だと思っていたので、きっと中年太りとかしちゃって穿けなくなるんだろうなぁと思っていた。
ところが、50になってみると、仕事柄体型キープは必須なので、何なら20代の頃よりスリムになった。
それに周囲の女性たちも本当に皆さんお綺麗✨
昔の50代と今の50代の女性は全っ然見た目年齢が違いますねー。(Moovaにも美魔女がいっぱい😆)
私は今53歳になったが、この「小さな夢」はもう叶ったので、60になっても、70になっても…と更新していこう。
この先は太る云々ではなく、筋肉量キープが求められるだろう。
筋肉量は20歳をピークに30代から年に0.7%ずつ減少していき、80歳の頃にはピーク時の半分量になってしまう。
筋肉が衰えると、背中が丸くなり、お尻はペタンコで四角いピーマン尻に、足腰も弱るので、膝を曲げたまま摺(す)るように歩くようになってしまう。
そうなると、いくらサイズ的にはデニムを穿けたとしても、ちーっとも格好良くない。
やはり背すじを伸ばして颯爽と闊歩している方がデニムも映えるというもの。
なので今後この夢を更新していく為には、筋トレは絶対に欠かせない必須項目だ。
大きな夢を抱くのも素敵なことだが、あまりにもその道程が長くて遠いと、叶った時の喜びは最高だけれど途中でモチベーションが下がってしまいがち。(ダイエットやボディメイクも同じですね。少し頑張れば手が届く目標設定をして、コツコツ継続するのが成功の秘訣。)
私はそんなに意志が強い立派な人間ではないので、「小さな夢」を目標に日々の生活にメリハリや楽しみ、喜びがあればけっこう幸せ😊
他にもいくつか「小さな夢」はある。
叶うかどうかはわからないけれど、明日も晩酌の乾杯を楽しみに、踊って筋トレして雑務片付けて仕事頑張ろっと!
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