BTS(110)

(BTS109からの続き)


フレア:リテラシーの続きね。

チフレ:最近のリテラシーについてだったよね。

セフレ:最近のリテラシーはたくさんあるんだよね。

テブレ:例えば、何があるの?

セフレ:メディア・リテラシー、ネット・リテラシー、デジタル・リテラシー、コンピューター・リテラシー、情報リテラシー、ICTリテラシー、ヘルス・リテラシー、精神リテラシー、金融リテラシー、科学リテラシー、マルチメディア・リテラシー、人種リテラシー、文化リテラシー、環境リテラシーなどなど。

カブレ:本当にたくさんあるんだな。もう、お腹いっぱいだぞ。

セフレ:どれから説明しようか?

フレア:もしかして、全部のリテラシーを説明するの?

セフレ:そのつもりだけど、何か問題でも?

サブレ:あのー。そもそもの話に戻るんだけど、最近のリテラシーは識字(文字の読み書き化できる。)ではなくて、どういうことを意味してるの?

セフレ:それ、前回、チフレが説明したとおりで、特定の分野において、そこで使用する表現方法を理解し、整理し、活用する能力のことだよ。

サブレ:そういう意味であれば、〇〇・リテラシーは無限大に作ることができるよね。

チフレ:そうだよ。それぞれの分野でのルールというか、その分野に参加するために必要な基礎的な知識だったりするんだよ。

セフレ:最近のリテラシーの概念は、20世紀になって、マス・メディアが発達したことと関係があるんだよ。

フレア:マス・メディアとは、新聞、ラジオ、テレビ、週刊誌などのことだよね。

セフレ:そう。マス・メディアの発達により、世の中の人々はマス・メディアの影響を大きく受けて生活するようになったよね。

サブレ:生活する上での必要な情報や娯楽は、ほぼマス・メディアからだよ。

カブレ:近所のスーパーのお買い得品も、広告(新聞の折り込みチラシ)だったからな。

セフレ:人々の生活においてマス・メディアが欠かせないモノ、切っても切れないモノになると、そうした世の中の動きを理解した悪意ある人が出てくるよね。

テブレ:そうそう。新しいムーブメントが起こると、必ず悪いことするヤツが現れるよな。

セフレ:悪いヤツが何をしたかというと、自分達に都合がいいように、善良な市民を騙す、いわゆる情報操作や世論操作をやり始めたんだよ。

フレア:悪徳商法とかマルチ商法とか霊感商法とかだよね。

カブレ:ねずみ講もだろ。

セフレ:世論操作などの様々な問題が起こることにより、マス・メディアが発信する情報に対する不信感が生まれ、一般市民自らがマス・メディアが発信する情報を正しく理解し、評価し、判断するための対処策が生まれてきたんだよ。

テブレ:そのムーブメントがリテラシーに繋がるんだな。

セフレ:そのとおり。特にマス・メディアを監視するような部門が、発信者の悪意を見抜き、発信された情報をそのまま信用するのではなく、その意図を見抜いて悪影響を回避する能力の必要性を訴え始めたのがリテラシーの始まりだよ。

チフレ:そんな感じでリテラシーは、いわゆるメディア・リテラシーをはじめとして、各分野や領域において、物事や取引、表現が正しく行われていくように、それぞれの分野や領域において特に必要とされる記述・表現体系を扱う能力をリテラシーと呼ぶようになるんだよね。

セフレ:メディア・リテラシーは報道や新聞などの解読・分析・発信が必要とされるマス・メディアで、コンピューター・リテラシーはパソコンやコンピューターを扱う技術者が集う職場や工場で、会計リテラシーは財務諸表等の会計情報を扱う会計事務所などで、それぞれ発展してきているよ。

テブレ:何事も決まりやルールを守って正しくやれば、騙されない、損はしないということなんだな。

フレア:テブレ、何だか話の纏めに入っていない?

テブレ:だって、これからさっきセフレが言ってた全てのリテラシーの説明を聞くんだろ。もう、疲れたよ。

チフレ:じゃ、今回はこれで閉店にしよう。ガラガラー。

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