BTS(117)

フレア:物価上昇が止まらないねー。

チフレ:2023年10月も第三のビールを含む約4、500品目の食品が値上げしたってニュースで言ってたよ。

カブレ:既に3年くらい前から値上げが止まらないな。

セフレ:ある調査会社によると、2022年は1年間で食品のうち約26、000品目が値上げしたんだって。

テブレ:そんなに多くの値上げがあったのか。

セフレ:昨年の平均値上げ率は14%だったそうだよ。

フレア:平均値上げ率って何?

セフレ:食品分野において昨年1年間のうちに値上がりした割合の平均値だよ。例えば、昨年1、000円だった物は現在1、000×1.14で1、140円になってるということだよ。

サブレ:それは去年の話でしょ。今年はどうなの?

セフレ:2023年は10月時点で、食品のうち約32、000品目が値上げしてるそうだよ。

フレア:じゃ、今年の平均値上げ率は?

セフレ:10月時点で15%。

テブレ:なんと、2年間で30%上昇なのか。

チフレ:ということは、2年前1、000円だった物は、1、000×1.14で1、140円に。さらに1、140×1.15で1、311円なんだね。

フレア:単純に1、000×(14%+15%)で1、290円じゃないの?

チフレ:フレア、それ騙されるタイプだよ。

テブレ:複利計算のやつだろ。

カブレ:単利と複利の違いだな。

フレア:どういうこと?

セフレ:利息を計算するときの手法の一つで、毎年の利息計算をする際に、最初の金額(元本)にのみ年利(元本に対する1年間の利息の割合)を掛ける場合が単利計算だよ。

カブレ:フレアが単純計算したやり方だな。

セフレ:そう。そして、チフレの計算方法が複利計算で、元本のみに年利を掛けるのではなく、前の年の年利も含めた元本+年利に対して年利を掛ける計算だよ。

フレア:計算方法の違いで21円も差が出てしまうのね。

カブレ:ローン返済の際にかかる利子(金融機関からお金を借りた際に金融機関に対して支払う利息のこと)の計算にも使われているな。

フレア:そうなんだ。人生で損しないように覚えておくよ。ところで、平均値上げ率はMoovaのレッスン料金にも影響しないの?

カブレ:ないだろう。新型コロナの影響で2021年4月にレッスン料金の値上げしたばかりだからな。

サブレ:でも、物価高騰はその後だし、食品の値上げが中心だから、先生食べないと死んじゃうよ。

フレア:さっきの複利計算で算出すると500円が655.5円になるんだね。

セフレ:さすがフレア、できる人に成長してるよ。

フレア:ところで、そもそも物価高騰の原因は何?

サブレ:2019年12月に中国で発生した新型コロナが原因でしょ。あのお陰で体育館が閉鎖になるし、Moovaのレッスンがオンラインになるしで、てんやわんやだったよね。

テブレ:それよりも、2022年2月に始まったウクライナ戦争だろ。ロシアの勝手な我儘でウクライナに侵攻して今だに決着してないからな。

セフレ:今回の物価上昇は2020年頃からの影響を受けていて、主な原因は3つあると言われてるよ。

テブレ:当然、ウクライナ戦争も関係しているよな。

セフレ:当然、原因の一つだよ。あとは原材料価格の高騰と急激な円安。

チフレ:それぞれ物価にどんなふうに影響してるの?

セフレ:それは次回に。


(BTS118に続く)

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