BTS(122)
(BTS121からの続き)
フレア:具体的な贈与税の話だよね。
セフレ:贈与は生きている人から現金や物件を無料で貰うことだったよね。
チフレ:贈与は、相続と違って血縁関係とかに関係なく、誰に与えても、誰から貰ってもいいモノだったよね。
セフレ:そうだよ。ただし無料でもらった場合だよ。
テブレ:本当に感謝の気持ちに対して税金を取るのか?
セフレ:法律的には、感謝などの気持ちを示すという部分よりも、現金や物件などの財産が無料で人から人へ移動(移譲)する部分に着目しているんだよ。
テブレ:何の法律の、どこに書いてあるんだ?
セフレ:贈与税のことは、相続税法の第21条に書いてあるよ。
チフレ:高額贈与の場合だけが税金の対象になるとか…
セフレ:ざっくり言うとそんな感じで、1年間(1月1日から12月31日まで)の合計贈与額が110万円(基礎控除額)を越えると課税対象になるよ。
サブレ:年間の合計ということは、お年玉とかで現金を貰って110万円を越えたら税金払うの?
セフレ:そう。
フレア:それには、貰う人数とか、貰う回数も関係ないの?
セフレ:ないよ。例えば、1年間に30人から5万円ずつ貰った場合、30×5万=150万円なので、150万ー110万=40万円に税金が掛かるよ。
カブレ:もしかしたら、結婚式の御祝儀や、お葬式の御香典もなのか?
セフレ:それは贈与税の対象外らしい。国税庁のホームページに、個人から受ける香典、花輪代、年末年始の贈答、祝物または見舞いなどのための金品で、社会通念上相当と認められるものは贈与税がかからないと書いてあったよ。
カブレ:一応、常識的な判断はしているんだな。他にも例外があるのか?
セフレ:扶養義務者が、両親や子供などに生活費や教育費として提供(贈与)した財産(現金や物件)も課税対象にならないよ。
サブレ:贈与税の納税は誰がするの?
セフレ:貰った人が確定申告の時期に「贈与税の申告」をするんだよ。
カブレ:じゃ、子供がお年玉を貰って110万円を越えた場合は、子供が申告するのか?
セフレ:申告書は子供の名前で作成するけど、子供の両親が代理人として申告しても大丈夫だよ。
フレア:なるほど。年間110万円を越えた場合なのか。じゃ、両親から車を買ってもらう場合は課税対象ではない、問題ないということだね。よかった。
セフレ:それは違うよ。
フレア:なぜ?
チフレ:それって物件も贈与税の対象になるからでしょ。
セフレ:そう。買ってもらった車を「贈与時の時価」に換算して、それが110万円を越えていたら課税対象だよ。
フレア:マジか。
セフレ:フレアの場合、新車を買ってもらって、そのまま家族で使用するから買ってもらった金額がそのまま「贈与時の時価」になるよ。
フレア:えー、そうなの。110万円を越えた分は、いくら払うことになるの?
セフレ:年間の合計金額により、次の通りだよ。
贈与額が310万円までの場合は、基礎控除額110万円を引いた額に対して、税率10%が掛かる。
贈与額が410万円までの場合は、基礎控除額110万円を引いた額に対して、税率15%が掛かり、そこから控除額10万円を引いた額が贈与税。
贈与額が510万円までの場合は、基礎控除額110万円を引いた額に対して、税率20%が掛かり、そこから控除額25万円を引いた額が贈与税。
贈与額が710万円までの場合は、基礎控除額110万円を引いた額に対して、税率30%が掛かり、そこから控除額65万円を引いた額が贈与税。
贈与額が1,100万円までの場合は、基礎控除額110万円を引いた額に対して、税率40%が掛かり、そこから控除額125万円を引いた額が贈与税。
カブレ:ということは、710万円の新車だった場合は、(710万円ー110万円)×0.3ー65万=115万円の納税額ということだな。
セフレ:そういうこと。
フレア:何か、税金を払わなくていい、納税を回避できる方法や手段はないの?
セフレ:あるよ。
フレア:それ、教えて!
セフレ:次回、教えてあげる。
(BTS123に続く)
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