BTS(140)
★★★ブログBTS(=Brains Talk to Self. ⇒ 脳内井戸端会議)は、技術スタッフの脳内に住んでいる複数の人格(シックス・ブレインズ)による日常の何気ないやりとりを綴ったものです。特にテーマはありません。ふと、脳内で思いついたことが思いついたまま進んでいきます。時々、サークルMoovaに関連する話題がでてきますが全てフィクションであり、サークルMoovaの決定事項ではありません。★★★
(BTS139からの続き)
フレア:今回もエンディングノートの話題を続けるよ。
カブレ:まだ続けるのか。シリーズ化するつもりだろ。
テブレ:飽きた。飽きた。話題変えようぜ。
チフレ:もう、話題の辞め時がわからなくなってるよね。
フレア:まだまだ続けるよ。だって、エンディングノートの目的の一つが残された家族に迷惑をかけないでしょ。まだ、遺産の整理の話しかしてないし。
チフレ:他に残されて迷惑なモノとかあるかなぁ。
セフレ:遺産の場合は、家族で揉めるほどたくさんあればの話だけどね。
サブレ:故人のアルバムとか。
カブレ:おぉ、確かに。あれ邪魔だぞ。
フレア:その人が生きていた証でしょ。邪魔じゃないよ。大切な思い出だよ。
テブレ:今時、アルバム?死語に近いじゃん。今はスマホでデータの時代だぞ。
チフレ:だよね。娘の小学校の卒業アルバムは完全にデータだったよ。
カブレ:今は何でもネットでって感じだな。
セフレ:アルバムなんて、昭和の歌詞にしか出てこないかも。
サブレ:あー、🎵古い〜アルバムの中に〜🎶
フレア:サブレ、歌ったらダメ! 話題がズレてくから。
セフレ:遺産以外にも、いわゆる遺品というモノは残された家族が管理しないといけないよね。
フレア:それもエンディングノートに書いておくべきだよ。捨てていいモノ。残しておくモノ。誰かに譲るモノとか。
カブレ:持ち主というか、貰った人に返すモノもあるのでは。
サブレ:さすがに、プレゼントとかで貰ったものを返すのは無しでしょ。
チフレ:じゃ、全て捨てるのか、ちょっと勿体ないのでは。
セフレ:いずれゴミになるのだから、思い切って捨てた方がいいよ。
カブレ:とはいえ、捨てるのも大変だぞ。
セフレ:確かに。今は捨てるにもお金がかかるからね。
サブレ:粗大ごみは、回収してもらうのにお金かかるね。
テブレ:特に電化製品な。あれ、いつから引取り料金がかかるようになったんだ?
フレア:知ってる。エアコンとかテレビでしょ。
セフレ:1998年(平成10年)から料金がかかるようになったんだよ。
テブレ:誰が決めたんだ?
セフレ:国会で決めたんだよ。
チフレ:それ、家電リサイクル法でしょ。
セフレ:そう。正式名称は特定家庭用機器再商品化法というんだよ。
カブレ:法律で決まってるのか。相続や遺産に関係することは、みんな法律で決められているんだな。
サブレ:全ての家電にお金がかかるの?
セフレ:法律では、家電のうち4種類、エアコン、テレビ(ブラウン管式、液晶式、有機EL式、プラズマ式)、電気冷蔵庫及び電気冷凍庫、そして電気洗濯機及び衣類乾燥機(電気式、ガス式)が対象だよ。
カブレ:そもそも法律で規制しなければならない理由は何なんだ?
セフレ:日本として家庭や工場、事業所から出る廃棄物を減らして、資源の有効利用を推進するためだよ。
カブレ:日本の場合はもっと深刻で、鉱物資源の少ない国だから使用しなくなった電化製品から取り出して再利用するしかないんだろ。
テブレ:いわゆるレアメタルの都市鉱山ってやつだな。
チフレ:でも、使わなくなった家電を引き取ってもらうのにお金を払うのであれば、不法投棄の原因になると思うけど。
サブレ:それと、不法業者による闇取引や海外流出とかも出てくるよね。
セフレ:いいところに気が付いたね。実はその点が大きな課題とされているんだよ。
フレア:自動車とか、パソコン、携帯電話も処分の際の費用が必要なの?
セフレ:自動車の場合は、使用済自動車の再資源化等に関する法律(自動車リサイクル法)というのがあって、新車購入時に購入者が必要な費用を負担(支払い)しているよ。
サブレ:自動車の場合、負担する料金はいくらぐらいなの?
セフレ:自動車のメーカー、車種、エアバッグ等の装備によっても違うのだけど、だいたい1台あたり6,000円~18,000円程度だよ。
フレア:家電の場合は?
セフレ:これもメーカー、型式等によって異なるのだけど、エアコンの場合は1,000~2,000円程度、テレビの場合は1,300円~4,000円程度、冷蔵庫・冷凍庫の場合は4,000円~6,000円程度、洗濯機・乾燥機の場合は2,500円~3,500円程度かな。
サブレ:車の場合は、新車購入に200万円近くかかるから、そのうちの2万円程度なら一緒に支払ってもいいけど、家電購入の際に1,000円~6,000円が別途、上乗せされるのはちょっとイヤかもね。
フレア:でも、やっぱり、リサイクルに必要な経費は購入時に含めて払っておかないと、後から徴収するのは、いろいろ問題があるよ。
カブレ:パソコン、携帯電話もリサイクルとかの法律があるのか?
セフレ:あるよ。2013年に「使用済小型家電電子機器等の再資源化の促進に関する法律」(小型家電リサイクル法)ができたよ。28種類が対象になっているよ。
サブレ:興味本位で聞くのだけど、例えば何があるの?
セフレ:日常生活で使用しているものがほとんどで、例えば、固定電話機、ファックス、ラジオ、デジカメ、ビデオカメラ、レコーダー、オーディオプレーヤー、ステレオセット、プリンター、モニター、電動ミシン、電動工具、計算機、体重計、炊飯器、電子レンジ、扇風機、除湿機、空気清浄機、電気アイロン、電気掃除機、電気こたつ、電気ストーブ、ヘアドライヤー、電気かみそり、電気マッサージ器、ランニングマシン、芝刈機、蛍光灯、照明器具、電子時計、電子ピアノ、ゲーム機など。
カブレ:小型の家電でも回収の効果があるのか?
セフレ:あるよ。今までは小型家電は各自治体で廃棄物として処分されていたけど、小型家電には、鉄、アルミ、銅、貴金属、レアメタルなどが含まれていて、日本で1年間に使用済みとなる小型家電は65万トン、そのうち有用な金属は28万トン、年間約844億円分の効果があると言われているよ。
チフレ:小型の家電でも費用がかかるの?
セフレ:一般的にリサイクル料はかからないのだけど、壊れているモノで自治体が粗大ごみとして回収する場合は運搬料とか手数料が、家電量販店で引き取ってもらう場合にはそれぞれ手数料がかかる場合があるよ。
フレア:まだ使えるモノはリサイクルショップで売って、少しでも現金化できたらいいね。
サブレ:うん。モノは大事に大切に使用しようと、今、心に誓ったよ。
(BTS141に続く)
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