BTS(153)

(BTS151からの続き)


フレア:今回は、葬儀社選びで失敗しない方法を教えて、だよ。

セフレ:まずは前回も言ったけど、葬儀社の選定で失敗する根本的な原因は葬儀社を決めるまでの時間が極端に短いことだよ。

カブレ:一般的に葬儀社を選ぶのに何日くらいかけているんだ?

セフレ:日単位ではなく、時間単位だよ。

チフレ:それは亡くなってから数時間で決めているということなの?

セフレ:そうだよ。そもそも人が亡くなる時期なんて分からないから、前もって準備しないからね。余命宣告でもされない限りは。

テブレ:確かに。そうだよな。縁起悪くて前もってお葬式の準備をしないよな。

フレア:でも、だからこそ、エンディングノートがあって、いろいろ考えて準備していくものだと思うけど。

セフレ:故人の遺族が葬儀社を決定するまでの時間は、故人が亡くなってから3時間以内に決定するというのが全体の約60%に及ぶという結果があるよ。

カブレ:3時間なのか。3時間じゃほとんど葬儀社の比較なんかできないな。

フレア:ある意味、葬儀社の言いなりなんだろうね。

セフレ:また、お葬式の満足度や葬儀社のサービスが請求された料金に見合っていない、と感じている人が全体の約40%に及ぶとも言われているよ。

チフレ:サービスの良し悪しもよく分からないからね。

セフレ:更には、葬儀を依頼する際に、葬儀料金の見積や明細を具体的に示されなかったという意見も約15%程度あるみたいだよ。

サブレ:見積や明細が無いと、何にいくら、何を何個準備したのか分からないよね。

チフレ:葬儀が終わった後に、実はこれだけ準備したので、このランクやグレードで実施したので、とか言われて高額請求になる可能性があるよね。

セフレ:実際に葬儀社では、お葬式の参列者数やお葬式の時間が予測できないので多めに準備する傾向があるみたいだよ。

カブレ:多めに準備したとしても、実際に使わなかった場合はどうなるんだ?

セフレ:業者が準備して運び込んだのだから、結果として葬儀費用に含まれることになる。

フレア:じゃ、見積とか明細とかを確認する際に、どんな部分に注意したらいいの?

セフレ:数量を多く準備したり質をよくすることで高額請求につながる例としては、飾り用やお別れ用のお花、仕出料理、返礼品やギフトの数量、スタッフ派遣の人数、葬儀用品、納棺、貸衣装、霊柩運搬などがあるよ。

カブレ:それらを3時間で見極めるのは至難の業だな。

チフレ:そうなると、前もって葬儀社の情報を集めて比較しておく必要があるよね。

フレア:できるなら、数社に相談に行って同じプランでの詳細な見積をもらってじっくり比較したほうがいいかもね。

サブレ:あらかじめ葬儀社を決定しておいて、いよいよという時の打合せがスムーズにできるよう準備万端にしておく必要があるかもね。

チフレ:葬儀社に足を運ぶのはあまり気が進まないけど、お葬式で失敗しないためにも行かないといけないよね。

セフレ:葬儀社によっては事前相談を受け付けている葬儀社や事前説明会、終活イベントを開催している葬儀社もあるので、そういうタイミングで行ってみるのもいいよね。

フレア:相談に行った際のポイントは何?

セフレ:葬儀のクレームの中で最も多いのが、基本料金の他に追加料金が掛かって高額請求になることと、葬儀スタッフの対応が悪いことなので、この2点を中心に葬儀社と相談しながら確認しておくことだよ。

サブレ:なるほどね。

フレア:もうちょっと具体的なものはあるかな?

セフレ:例えば、ドライアイスの相場なんて普通の人は分からないよね。お葬式ならではのアイテムなんかだと、そういう部分での高額請求の可能性があるよ。

チフレ:確かに。普段の生活でドライアイスを買ったり、使ったりすることは無いよね。

フレア:ケーキや冷蔵食品を買った時に保冷剤として貰うことはあるけど。

セフレ:ドライアイスの持続時間や故人一人当たりの必要量なども、一般の人は絶対に知らないよね。

カブレ:そうだな。何だかドライアイスで騙されそうな気がしてきたぞ。

チフレ:ドライアイスの専門家みたいな人がいるのかなぁ?

テブレ:困ったときはグーグル先生にググるしかないな。

フレア:本当に親身になって相談にのってくれる葬儀社が、世の中にあるのか心配になってきたよ。

セフレ:次回は、良い葬儀社選びのポイントについて説明するね。


(BTS154につづく)

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